ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

大人買い

2011年03月26日 | 今日の本棚

漫画を読むことが、「人生最大の楽しみ」と言ってもいい。

ブランド品を買いまくるように、ギャンブルに大枚をつぎ込むように、

漫画を買いまくってきたウン十年だ。

しかしもういい加減、良い大人になったので、

欲しいマンガを欲望の赴くままに片っ端から買っていてはいかん!

と思って、とりあえずマイナーな作品以外は買わないように自制している。

(マイナーな作品は出版部数が少ないので手に入りにくいうえに

作者自身がいつ表舞台から去るかわからない危険性をはらんでいるからな…(汗))

 

その点、大人気でメジャーな作品はいつでも手に入る。

本当に欲しいかどうかは、

1年くらいじっくり吟味せよ!!

ということで、1年くらいじっくり吟味していて、もう辛抱たまらん!!と思い

全巻大人買い!!

 

■お茶にごす(西森博之) 全11巻

 

ああ、すっきりした!!

 

 

  

いやもう。

この1年くらいの絶不調は、この吟味耐久レースに挑んでいたからじゃないか?

と思えるくらい、すっきりした。

 

全巻読み終わって、「幸福の絶頂はここにあり!!」と

腹の底から叫び出したいくらい面白かった。

西森作品は、「甘く危険なナンパ刑事」からの大ファンなんだが

自分の中で、西森作品の1位に食い込んだ!!と思う。

 

あまりに面白かったので、実家から「今日から俺は!」と「天使な小生意気」を

取り寄せようかと思ったくらいだ。

(そうして本が溢れかえって行く)

 

「お茶にごす」が面白かったから、というだけで旧作を読み返したくなるのは、

この高揚感がどうしても11冊では収まりがつかないからだ。

全11巻、と、とてもコンパクトに完結している。

完結シーンは素晴らしいし、全体としてもよくまとまっていて

不満の述べようもないが、

(こんな僻地で述べた所で何がどうなるとも思わないが)

欲を言えば、もっと彼らの全てに関わっていたかった。

彼らの356日を、一日たりとも余すことなく読みたかった!!

という思いが張り裂けんばかりだ。

 

張り裂けると己の日常が破綻しそうなので、もう一度、1巻から読み返す。

もう一度、というか、「いいかげんにしろ」、と言われるまで読み返すと思うが。

 

…読み返していて思う事。

こうなると、「道士郎でござる」、が気になって仕方がない!!

(これも買うかどうするか吟味していて買ってないのだ)

 

買うのか!また買っちゃうのか!!!

 

 (そうして本が溢れかえって行く)

 

 

  

旦那様も七咲と同じく漫画好きなので、夫婦そろって本を増殖させていく。

しかし、七咲が解せないのは、旦那様は漫画を読み返さない人なのだ。

一度読んだらそれで満足らしい。

 

じゃなんで買う?!

 

七咲は読み返す。しつこいくらい読み返す。

(読み返しすぎてページがバラバラになったりする。当然もう1冊買う)

だから捨てたり売ったりできずに、ただただ増殖していくばかりだ。

昔売り払った漫画でも、最近取り返したくてたまらない物とかある。

 

そういうアホなことを繰り返さないためにも、

まず買わない!

を己に課している。

 

課しているんだけどな…(哀惜)