自由研究研究3 トピック探し4

トピック探しの4つ目の方法は、
・お店にいって、商品について考えてみる
というものです。

その商品はどうやって作られるのか？
また、その商品は誰がどのようにして
発明したのか？
といったことを調べることになります。

電化製品などを調べる際には、その仕組みや
発明などが主になると思います。

食品や工業製品は、お店屋さんから辿っていく
こともできますが、中には
農家や工場など、見学できるところ
もあるので、インターネットだけでなく、
観光案内所や市役所などで紹介して
もらえるかもしれません。

また、工場に限らず、職場見学という形で
親御さんの仕事について調べてみるのも
面白いと思いますし、もし将来就きたい
職業があるのなら、見学先を探してみると
良いでしょう。

天文関係などでも、プラネタリウムを見に行くという
視点ではなく、職場見学で天文台を
見に行くこともできるかもしれません。
http://www.nao.ac.jp/J/PROffice/School/req.html

インターネットで検索するときは、
「見学申し込み」「見学受付」「職場見学」
などで検索してみてください。

自由研究研究3 トピック探し3

トピック探しの3つ目の方法は、
・博物館や美術展で興味を持ったもの
です。

これは恐竜や美術品、自動車をはじめとして、
展示会や、なんとか科学館など、色んなものがあります。
可能なら、博物館などは行く前に調査して、
行った後に情報を整理して、それでまだ
疑問があれば、もう一回出かけるくらいの
余裕があると良いでしょう。

自分が好きになった画家や、その特徴、その生活など
文化的背景や技法などについて、自分の
興味を持った対象について調べてみることに
なります。

恐竜も、最近になって分かってきた新しいことが
たくさんあるので、いろいろと調べてみてください。
(恐竜が繁栄したのは、低酸素時代に彼らが気嚢を
持っていたかららしい、など)

こういった機会の便利な点は、おそらく
係員の人がいるので、質問などが
できることです。
なかなか、自分で調べているだけでは
分からない面白さや、発見もあるかもしれないので
積極的に話しかけてみると良いと思います。

そういった文化施設などもインターネットを使えば
簡単に洗い出せます。
http://directory.google.com/Top/World/Japanese/%E5%90%84%E7%A8%AE%E8%B3%87%E6%96%99/%E6%96%87%E5%8C%96%E6%96%BD%E8%A8%AD/
また、抽象絵画なんて一体何が面白いのか？
とか、雑草と観賞用植物の違いは何か？とか、
えぐい問題について考えてみるのも面白いと
思います。

あと、夏ならではといえば花火大会。もし
プログラムが手に入るのなら、その
花火の名前や由来について、インターネットなどで
調べてみるのも良いでしょう。
http://www.amitaj.or.jp/~tamamura/anime-5.htm

また、このようなイベントは、インターネットで簡単に
掲載されているものも多く、検索エンジンで
「イベント」をキーワードに検索すると色々な手がかりが
手に入ります。
http://www.eventnavi.ne.jp/

自由研究研究3 トピック探し2

探し方の2つ目は、
・行ってみたい場所について調べる
です。

昨今は海外旅行に家族で出かけることも
あるようですが、(我が家は国内だけ:-)でした)
何も知らないでその土地に行くのと、色々調べてから
行くのとでは大違いです。

南の島には過去の戦争の跡や、歴史を物語る
もの、文化を代表するものなど、調べようと
思えばいろいろなものがあります。

でも、そんな大それた旅行は無理でも、
ちょっと身近な視点で考えてみるとどうでしょう？

実はそんな面白い本があります。
『鉄塔　武蔵野線』
　銀林みのる著 （新潮社刊）
http://www.actcine.com/tetto/nov.html

この本の主人公は小学生で、この鉄塔の
電線はどこまで続いているのだろう？
という疑問から、自転車で旅に出るという
ものです。
つまり、ちょっとした冒険なのです。
その途中で出会ったものや人、風景など、
また、鉄塔そのものに関する知識や
変電所の見学の様子などが主な
内容になります。

この川はどこから流れてくるのか？
この川はどこに流れていくのか？
この道はどこまで続いているのか？
水道の水はどこから来るのか？
下水はどこに流れていくのか？
電気はどこから来るのか？
手紙はどうやって届くんだろう？
電子メールは、どこを通って届くんだろう？

などなど、自転車ではちょっと難しいかも
しれませんが、中には発電所や汚水処理場など、
見学できるところもあるので、夏休みを生かして
見学も兼ねて冒険してみてはいかがでしょう？

もちろん、行く前には質問事項とか、
調査内容はまとめていかないと、
行っても行きっぱなしになるだけなので、
事前に準備するのがベストです。

何が何でも、やっぱりネコが好きでたまらないという方は、
近所のネコを追跡して行動範囲やパターンを調べてみたり、
なわばりはあるのか？など、といったことでも
ちょっとした冒険になるかもしれません。
もちろん、ただ追跡するだけはなくて、夏暑いときに
ネコが昼寝している場所の温度は何度か？とか、
通り道は毎日決まっているか？など調べることを
決めてから追跡すると良いでしょう。

自由研究研究3 トピック探し1

トピックとか疑問というのは、研究の種みたいなもの
なので、ふとした疑問などを書き留めておかないと
すぐ忘れてしまいがちですし、こちらから探そうとすると
なかなか適切なものが見つからないものです:-)。

「The craft of research」によれば、トピックの探し方が
10通り紹介されています。

まずその一つ目、
1.自分が興味を持っていること。好きなこと。

たとえば、船、電車、車、とか将棋、手芸、
また、犬、鳥とかの動物や、植物、
あるいはデジカメ写真の上手な撮り方とか、
お盆だったらせっかくなので、ご先祖のこと
とか、家系図などでしょうか。

それらの起源や由来、あるいはそれに使われている
仕組みなどについて調べてみることになります。

家系図とか昔の近所の様子なんかは、うちの親も
「ああ、じいさんが生きてるうちに、聞いておくんだった」
なんてつぶやいているので、自分の後世に
伝えるという意味でも、将来役に立つかもしれません。
また、ついでに家族や親戚の名前の由来について
聞いてみるのも良いでしょう。

どんな風に調べたら良いか、どんなことが分かるのか
といったことについては、実はインターネット上に
前にそういうことを調べた方がいるかもしれないので、
一度、Google
などで調べてみることをお勧めします。

たとえば、家系図なら「戸籍 市役所 ご先祖」とか、
犬なら「犬 性格 由来」とかです。
もし、近所に犬がいて、色んな犬の種類で
性格を試す実験ができたらきっと面白いです。
あるいは「犬と飼い主の体型は似ている」というのは
本当か？とか、「昼の犬の散歩はアスファルトが
暑くて無理と言われているが、日没から何時になったら
散歩しても大丈夫な温度(地表30センチのところで)になるか？」
とか、きっと日常には色んなテーマが落ちています。

難しいのは、それを調査の対象として私たちが
認識できるかどうかなので、まずは自分の好きなものを
書き出して、それぞれについて、とにかくいろいろと
関係することを書き出してみると良いでしょう。

自由研究研究2 トピックって？

一般的な研究研究活動では、実際には
継続的に行われる中でレポートを
書くことが多いと思います。

それに付けるテーマというのは、その
対象や結果をあらわしたものを
付けるわけですが、何個もレポートを
書く際は、それぞれ、その時の
目的に沿った付け方をすることになります。

では、それらのたくさんのレポートを通して何を
知りたいかといえば、その大きな大きな
テーマのくくりのことをトピックと呼ぶことに
なっています。

すると、トピックというのはどのようなものでしょうか？
ここに、東京書籍さんの自由研究ガイドがあります。
http://www.tokyo-shoseki.co.jp/2002natu/htm/jiyukenkyu.htm

トピックというのは、この中で言えば、
・光にはどんな虫が集まってくるんだろう？
・光の色を変えたら集まる虫の種類は変わるのかな？
あるいは
・時間帯によって集まる虫は変わるのかな？
・場所による違いはどうだろう(自宅 or 山)？

といった疑問があるとしたら、たぶんそれは
「虫が光に集まる」関することがらについて
日ごろ漠然と考えていることに対する
ものです。
この漠然としたものが「トピック」で、上の４つは
テーマに相当しそうです。
つまり、トピックというのは、このページに従うと
・授業で疑問に思ったこと
・生活の中で疑問に思ったこと
・新聞・テレビで興味を持った話題
・ものをつくる上での発見や工夫
などのうち、興味をもったこと代表するような
キーワードや題目と考えると良いでしょう。

では、どうやってトピックを探したら良いでしょうか？
どこかにそのまま書いてあることをやってもなぁ、
というのは、確かにそうで、自分自身が興味を
持っていることを調べるのでないと、なかなか
やる気も出ないと思います。

では、やる気の出るような面白いトピックの
探し方というのはあるのでしょうか？