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モン サン-ミシェル🙂🙂🙂708年の礼拝堂建設に始まった世界遺産の修道院

2020-06-03 10:18:44 | 海外旅行

フランス北西部「Normandie(ノルマンディー)」のイギリス海峡に面した「Région Bretagne(ブルターニュ地域圏)」の「Manche(マンシュ県)」で、「Golfe de Saint-Malo(サン・マロ湾)」に浮かぶ小島に、世界遺産「Mont Saint-Michel(モン サン-ミシェル)」がある。
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パリからは、直通バスで約5時間、「Autocar(コーチ/バス)」による日帰り観光ツアーの場合は所要時間約14時間だという。鉄道利用の場合は、「Gare de Paris-Montparnasse(モンパルナス駅)」から「Gare de Rennes(レンヌ駅)」まで「TGV(テジェヴェ/高速列車)」で約2時間、さらに「Le Mont Saint-Michel」までバスで約1時間だ。
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708年に「éveque d'Avranches Aubert(アヴランシュ司教オベール)」が、「Archange Michael(大天使ミカエル)」のお告げにより、礼拝堂を造ったことに始まり、966年に「Richard I de Normandie(ノルマンディー公リシャール1世)」の建てた「Parti Benoît(ベネディクト会)」修道院が、増改築を重ねて13世紀にほぼ現在の構成となり、13世紀から15世紀に建設された軍事施設がそれを取り囲んで、ほぼ現在の景観になったという。
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1897年に完成した尖塔の上には、パリのピラミッド広場「ジャンヌダルク騎馬像」の制作でも知られている彫刻家「Emmanuel Frémiet(エマニュエル フレミエ)」(1824年~1910年)が制作した「ミカエル像」が、金色に輝いている。
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時代も構造も入り組んだ建造物群に入場しての観光には、ガイドの案内が是非欲しいが、アニメーターで映画監督「宮崎駿(みやざき はやお)」(1941/昭和16年~ )の「天空の城ラピュタ」や「ハウルの動く城」などの作品群が聯想される周辺部から眺める景観にも、その存在の奇蹟を思わずにはいられない。
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ノルマンディーの自然の中につくり上げられたひとつの宇宙は、宗教というエネルギーで人間がつくり出した「アリ塚」とも表現出来そうだが、中世の人々が遺したその生きる営みの証「Mont Saint-Michel」に、自分の内側からも生への共感が沸き起こってくるのを強く感じる体験となった。パリからの移動には負担の大きい行程だが、是非一度は訪ねたい修道院だ。



 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (micawber1218)
2020-06-06 12:57:20
私が以前モンサンミッシェルを訪れた時は冬だっので下のお店は殆どが閉まっていました。
有名なオムレツは食べることができました。
最上階からの眺めは本当に素晴らしかったです。
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Unknown (サクタロウ母)
2020-06-06 16:58:00
20年以上前の夏訪れました🎶
懐かしい想い出の場所です☺️
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Unknown (yamakiya)
2020-06-06 19:07:20
「モン サン-ミシェル」は、積み重ねられた人間の営みを目の当たりにして、強く記憶される訪問先になっています。
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