おばんでがんす。月、水、金、日の夜と、土曜の朝は「山賊食堂」の開店日である。妻は週6日、朝食を担当し火、木、土の3日の夜義妹が担当している。もっと義妹にやらせても良いのだが、長いこと義母(義妹にとっては実の母)が主婦としてがんばってきたので、料理に責任を持つことがなかったのでレパートリーに難がある。わが妻は、それでも3人の子どもを育てたので、一応経験があり、私は税申告期になると晩御飯の支度には帰ってこない(当時は民主商工会勤務だった)ため、いつの間にか料理を覚え、ある意味自分の感性にあっていたこともあって、レパートリーを増やしそれなりの物をつくるようになったのである。一部には「山クジラ」の料理にご注目の方もあるようだが、本質的には自分が美味しいものを食べたいという欲求で料理をしているに過ぎない。ま、それも大事なことかもしれない。
今日は買い出しに行っていないので、ある材料で何とかするしかない。冷蔵庫を見るとブタコマがあったので、トンジルを作ることにした。ニンジンとダイコンを半月に切り、最初に鍋に入れ手にる。そこに、コンニャク、シイタケ、豚肉などを入れ、ニンニク一かけらを薄く切って入れる。さらに、キャベツ、タマネギなどを一口大に切って入れ、火が通ったら味噌、料理酒、豆板醤で味をつける。野菜と肉、シイタケなどからでる旨味を活かしたいので、出汁を入れる必要はない。最後に一口大に切った豆腐を入れ、火が通ったら出来上がりである。
トンジルは学童保育の時代や、町内会の行事、子供会の行事等で良くつくった料理である。材料も有るものを使えばよく、みんなが喜んで食べてくれる。料理をするものにとって、こんなに楽しいことはない。