山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

ドキュメント8.14「夜の展覧会」

2011-08-16 02:17:18 | モノローグ【エトセトラ】
■8月14日(日)雨。

午後1時より河原町に近い五福公民館にて最後のリハーサルをする。
ここで突発事故発生!・・・プロジェクターが故障する。
河原町アートの日「夜の展覧会」では映像と光によるコラボがテーマだ。さぁ、どうする!慌てふためきプロジェクターを手に入れるために奔走するか。否、ケセラセラである。・・・影だ。影を映像効果として動かそう。
海千山千、追いつめられても知恵は働く。

雨である。

午後5時に会場入り。舞台設営(テント組み立てなど)は雨対策として計画していた。会場は野外駐車場である。
舞台と客席は屋根付きとなった。・・・雨である!心配事は、「お客さんは来てくれるのだろうか?」作業しながらこればかりが気になった。メールで「雨ですがおこなわれるのか?」の問い合わせもあった。「雨天決行です!」と応える。
ありがたいことに劇団員たちが呼び掛けたお客さんが来てくれている。この雨の中、感謝と感激で雨と涙と汗に濡れる。私の汗、オヤジ臭がしていた。匂い消しシュー、消臭力♪を口ずさみながら・・・

午後7時半スタート!オープニングは「ねじ式」Vシネ(新作16分)の予定であったが、急遽、火とダンスによるパフォーマンスに代える。即興に対応できる役者=夢現・サキ、田中、クドシン、肥後丸の5名で幕を切る。ライブ音楽はタカハシユウジ。新人の赤井犬彦、東田まなみ、KAREN、劇団夢桟敷の舞台は現場で鍛えられる!良い経験をしたのではないだろうか。
ダンス参加の山本まみさん、中村大輔さんも劇団の仲間のようになっている。最早、身内である。卓さん、海幸大介も協力スタッフとして参加。みんなの力が合わさると天下無敵。

実は内緒にしていたが、クドシンは出演と同時にキーボードを弾くミュージシャンとしてのデビューとなっていたのだ。
マルチタレントの宝庫である。威張りたい。あ~、知らない人に伝えたい。熊本にこんな集団がある。宣伝文句として「熊本の恥」といっているが、裏返すと「恥」は「熊本名物」の意味も込めているのだ。多才な役者が揃っているのです。

火と煙、そして影を浮かび上がらせるために手で照明機を動かす。合間に映像を照明効果として入れるところを現場で「あるモノ」を総動員して作り変える。
既存の概念を塗り替えてしまった。・・・「ねじ式」実験シネマ発表を伏せることによって興味をもってもらったのである。生の舞台を見てもらって映像も見てもらえる。災い転じて福となる。

午後9時から打ち上げだった。今回は「夜の展覧会」企画実行スタッフさん、参加者さんたちとの合同交流会のような打ち上げとなった。うん?あの人、この人!劇団に入団することになるかも!・・・。

さて、町の劇場化計画!じわじわ進行中です。
次は関連活動として「マチナカレッジ」参加でワークショップをおこないます。8月28日(日)。