山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

脳筋術【夏のWS】

2015-07-02 16:39:15 | ワークショップ
錬金術の時代があった。エジプトから栄えたらしいので歴史は古く、豊かになりたい人間の欲望も計り知れない。豊かさを求めての争いごとの反面、その副産物として錬金術は化学を進化させた。その分野は苦手なので詳しくないが、私の病気は化学療法を受けているので無関係とはいかない。副作用として末梢神経が痺れるようになったよ。
演劇や美術では「錬金術」を洒落て「錬夢術」が登場する。とりわけ、写実主義や自然主義のようなリアリズムを越えようと試みた分野だ。欧米では百年以上前からシュールリアリズムとして登場していた。日本では、とりわけ、演劇では1960年代の新劇批判として登場したアングラ劇が象徴的である。
人間の想像力には無限のエネルギーが溢れている。天才と呼ばれることもあるが、理解されないうちは狂人とも呼ばれる。
狂人にも何通りもあって眉間に皺を寄せたくなるモノから、余りにもバカバカしくてケーハクに思えるものもある。
私たちのやっている演劇は後者のケーハクにある。時代はケーハクが渦巻いている。だが、ケーハクを笑わず真剣に表現すると「この時代の恐怖や狂気」が拡大して見えてくるから面白い。
明日のワークショップでは唐十郎の本を読むことにした。その一部を切り取って、超短編1分間の劇発表会に代える。
ヘタは大きな声で叫べ!である。日常会話レベルでは追いつかない世界がある。
このワークショップでは日常から面白い人、変な人との出会いを求めています。
脳筋術!・・・錬金術ー錬夢術の後へつづけ!
私は7月中旬より手術入院のため、このワークショップには参加できなくなりますが、WSのテキストを書き残す作業に入ります。

【7月】
3日(金)・10日(金)・17日(金)・31日(金)
【8月】
7日(金)・21日(金)
※時間は18:00-21:30。会場は熊本市北区亀井公民館(熊本電鉄亀井駅裏)

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