友へ・・・ 未だに貴方に乳がんになった事実を伝えることが出来ない私を許してください。もう少し、もう少しだけ区切りがついたら必ず話すから。今は言えない事を許してください。中学から一緒の大切な人、苦労を苦労とも思わない前向きな人。他の人たちには「乳がん」であることは伝えました。ただ、貴方だけに、伝えていません。怒らないでネ。あきれてちゃってください。以前、患部摘出時に何度もお見舞いに来てくれたでしょ。嬉しかった。嬉しかったんだけれど何故なんだろう、私は病院で会うのはイヤだったの。だから誰にも病院名を伝えてないの。親にでさえ「来ないで
」のわたしだから来てもらうと嬉しいのにダメなの。こう思っている私を受け入れてくれるかな
それに、貴方も御祖母様の事で大変な毎日なの。私のことまでかっまっていたら、あなたの躰が心配よ。そして、以前に、嘘をついたことごめんなさい
摘出後の生検結果を「乳がんじゃなかった」と嘘をついて。嘘をつくと決めたあの時から私の中で決めてることがあるの。一区切り着くまで乳がんであったことは話さない。と。必ず「勝」 勝ったときに話そう。と! ただあの時はこんなに乳がんが長い治療で、まだまだ先がず~っとあるなんて知らなかったから、手術が終わって患部が落ち着けば終わりだと思ってのに。未だに話せなくて。自分自身もビックリの長期間。何故だか貴方に「言えないこと」で、自分が「立ってる」気がします。上手く言えないのだけれど、乳がんを乗り越えて「良い結果」を貴方に報告できるのが、今の私の「楽しみ」なのだと思います。胸を張って(片っぽ無いけど)
「頑張ったよ。スゴイでしょ。ほめて。」と。きっと話したら怒るだろうなぁ
貴方は一緒に頑張ろう
と言ってくれる女性だから。でもね、いつも一緒だったんだよ。私の中に貴方がいつもいたんだヨ
ごめんなさい。もうすぐ、後2ヶ月。抗がん剤の治療に一区切りが着いたら。必ず伺います
。私から貴方に会いに行きます
。だから 今を踏ん張る。








