帳場の山下さんの魚河岸日々雑感

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田中実の思い出

2011-05-06 04:07:00 | 日々雑感
昨日観た映画。

「まほろ駅前多田便利軒」

監督、弟と父まで出しちゃって……。



田中実のことを思い返していたら、私かなり思い違いがあったんだなあ、と判明した。
私が彼を初めて見て、キャー!とホレたのは水谷豊主演の「刑事(デカ)貴族2」だとばかり思っていたが、制作年度を調べてみるとどうもおかしい。新シリーズで寺脇康文とバトンタッチしちゃったのが悔しかったんだよなあ、という記憶だったんだけど、確かに「刑事貴族」で寺脇氏とは共演してるけど同僚で、後任じゃない。主題歌がカッコ良かったんだよなあ、と思っていたジャッキー・リン&パラビオンの「Stranger's Dream」もコレのじゃない。

私が記憶していたのは更にその前の、あの「太陽にほえろ!」の後を受けた刑事ドラマ「ジャングル」だったんであった。生真面目な若手キャラがかなりカブっていたんで混同したかもしれない。で、バトンタッチした後任は寺脇氏ではなく、江口洋介先生であった。なんと、全然違うではないか。私はずっと寺脇さんにウラミを持っていたのに(爆)。おいおいおい。

「刑事貴族2」は田中実が朝ドラに出た後だったんだね。そう、朝ドラ、「ジャングル」が終わって意気消沈していたところに朝ドラ主演抜擢が決まって、飛び上がって喜んだっけ。朝ドラに男性主演は凄く珍しいことだった、ていうか、珍しいこと、だもんなあ。だからすんごく誇らしい気持ちだったのを覚えてる。

その朝ドラ「凛凛と」第一話からぜんーぶ録画したのよ。学校に行く前にね、録画セットしてさ。途中、家のテレビが壊れて一話だけ砂嵐になっちゃったのには泣きそうになったっけなあ。
この間オシャカになってしまったVHSつきのレコーダーで、真っ先にDVDにダビングしたのがコレよ。全部で20枚になった。彼ひいきを抜きにしてもとても面白いドラマだった。イッセー尾形のちょー人騒がせな父親とか、個性的なキャラも魅力的だった。コミカルで、ぽんぽんぽんぽんテンモェ早くてね。



汚い字だなあ、私……


そういうタイプの朝ドラは今までなかったから、視聴者からドタバタ過ぎるとか、ちょっと見逃すと展開についていけない、とかクレームが相次いだ、なんて記事まで出たもんで、こんなに面白いのに!とぷんぷん怒って思わずNHKに手紙を書いたら、なんと演出家の方から丁寧なお礼のお手紙を頂いてめちゃくちゃ感動したことを今も鮮明に覚えてる。




と、その手紙を引っ張り出してみたら、その“ヒドイ記事”が載っていたのは北海道新聞、だったのだね(^^;



彼が初主演した映画「潤の街」を、当時住んでいた場所では公開されなかったから、東京の大学に出ていたねーちゃんに観に行ってもらって、パンフレットを送ってもらったこともあったなあ……。



と、これまたそのパンフレットを引っ張り出してみたら、当時住んでいた青森での上映会の小さなチラシが挟んであった。え?あれ?私観に行って……ないよね?なんで観に行かなかったの?覚えてなーい!

「ナースステーション」も面白かったよねー。主題歌「想い出の九十九里浜」は今でも時々カラオケで歌ってしまいます。

あの当時でもなかなかいない、あまりにもさわやかで、純粋で、真面目なイメージだったからさあ。だって世慣れたアイドルが跋扈していた時代だったから、その中で彼はあまりにすがすがしく初々しかったから、ういくんsymbol1と心密かに呼んでいたのよ。最近では、私はあんまりドラマを観ないもんだから、活躍しているのは知っていてもあまり目にする機会がなくって、暮れになると出てくるバスマジックリンのCMにああ、ういくんだぁ、と思っていたなあ……。