やさいの家

小さな日常・小さな風景

梅のぽたぽた(ぽったり)漬け覚書

2016-07-07 07:42:35 | 手作りいろいろ
昨年初めて仕込んだ、梅のぽたぽた(ぽったり)漬け。今年も仕込んでいます。

これは、信州ではポピュラーなお茶請けのひとつです。

地域によって、そして各家によって、いろんな漬け方・呼び方があるから、
昨年もかなり迷いながら、仕込んでみたのですが・・・。

なんとか、美味しくできたので、
今年は量を4キロに増やしてみました。(昨年は2キロでした)

昨年の出来上がりはこんな感じです。紫蘇をケチったので色が・・。紫蘇の量が多いと鮮やかな赤になります。
    

甘くて酸っぱくて、柔らかくなった梅の果肉が美味しくて、
お気に入りのお茶請けになりました。


まだ仕込んでいる途中ですが、覚書程度に作り方を書いてみました。
もしも、作ろうと思われる方がいらしたら、参考程度になさってくださいね。
かなりざっくりです。

<材料>
完熟梅 2キロ
水 梅が浸るまで(重さを計りながら入れる)
塩 梅を浸した水の重量の10%

酢 天日干しした梅が浸る程度(重さを計りながら入れる)
氷砂糖 上記の酢の重量の50%(さっぱりした甘さ)~70%(甘さが強い)

赤紫蘇 葉だけで300g~
塩  赤紫蘇の重量の60%


ホワイトリカー 適量


<作り方>
下漬け
1:完熟梅のなり口を楊枝でとり、洗って水気をきる。

2:梅を1個ずつ焼酎を含ませたキッチンペーパーで拭く。

3:2の梅を保存容器に入れて、計りながら水を注ぎ入れる。

4:水の分量の10%の塩を入れて、容器をゆっくり回しながら塩を溶かす。

5:ふたをして、3~5日ほど暗くて涼しいところに置く。

6:天気の良い日に三昼夜天日干しにする。←いまここ

    

本漬け
7:乾いた梅をホワイリカーで拭いたビンに入れ、
  酢をひたひたに加える(酢の重量を計っておく)

8:氷砂糖の内の、1/6くらいをそっと入れる(一度に入れると梅が縮んでしまうため)



9:紫蘇が出始めたら、紫蘇をよく洗って乾かす。

10:ボウルに紫蘇を入れて、塩を少しずつ入れてもんで、灰汁を搾り出す。

11:灰汁が出なくなるまでしぼったら、紫蘇に酢を1/4カップくらい回しかける。

12:色が変わったら、最初にピンク色に染まった酢を8のビンに入れて、全体にまわす。

13:しぼった紫蘇を梅の上において、全体を覆うようにする。

14:残りの氷砂糖は、2ヶ月くらいかけて、ゆっくりと入れていく。

食べごろは、最後の氷砂糖を入れてから3~6ヶ月後くらい。味を見て判断。


<ポイント>

下漬けした梅を天日干しする時期が、どうしても梅雨と重なります。

それで、塩水につけておく期間が5日を過ぎても、
晴れ間がなかったら、塩水ごとパックに入れて冷蔵庫に入れて。
この状態で1ヶ月は大丈夫。

梅雨が明けたら天日に干す。

紫蘇を入れるタイミングは、
梅に酢を入れるときに、一緒に入れるのが本当のやり方ですが、
なかなか難しいので、変則的になっています。

氷砂糖を少しずつ入れていくなどなど。

時間はかかりますが、出来上がったときの嬉しさはひとしおです。

今年も上手くできると良いなあと思いながら、まだまだ天日干しの段階です。




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