やさしい風

ただ今ブログを更新するので精一杯の毎日です。当分の間コメント欄を閉じさせて頂きますのでご理解下さい。

0番目の脳

2021年03月07日 | 日記
3月6日(土)



録画していた「HUMANIENCE(ヒューマニエンス)」というNHK

BSの番組を見ました。織田裕二さんがMCを務めています。






今回のテーマは皮膚。番組曰く皮膚は「0番目の脳」なのだそうです。

「えっ?」と思いましたが、確かにその後の実験などを見ると、そう

言えるのかもしれないなぁと思いました。



資生堂・シニアサイエンストの傳田光洋さんのお話では「皮膚はセン

サーメカニズムを持っていて、脳と同じように情報を処理する仕組み

がある」と言うのです。皮膚の直ぐ下には、こんな風に神経細胞がビ

ッシリ張り巡らせられているそうです。





傳田さんが行った実験では、脳と切り離した培養皮膚が「光」や「色」

や「音」を認識していました。




特に私が印象的に思ったのは「音」のところです。耳では聞き取る事

のできない「超高周波音」を皮膚は感じ取っているそうです。「超高

周波音」は、皮膚を介して脳の報酬系神経回路を活性化させ「美しさ」

や「心地よさ」を生み出すのだそうです。そして「超高周波音」とい

うのは、「川のせせらぎ」だったり「鳥のさえずり」だったり「草木

のざわめき」だったり、自然の中に多く存在しているのですって。




「あぁ、だから山に登ると、気持ちがいいんだなぁ。」「皮膚が自然の

声を聞いてくれているおかげなんだなぁ。」と納得できました。



皮膚が0番目の脳で、腸が2番目の脳。私たちの身体は本当に神秘的な

造りで構成されているのですね。


※画像は、テレビ番組よりキャプチャしました。

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