昨日
午後から映画を見てきました。
「ラーゲリより愛を込めて」
映画の
初日に行ったのは初めてかもしれません。
一日の中の
3回目の上映時間でしたが
結構な数の観客が入っていました。
山本幡男(はたお)さんの事を私が知ったのは
映画の番宣よりもっと前。
テレビの番組だったか
SNSのトピックだったかで
その存在を知り
「抑留されたシベリアの収容所で日本兵を励まし続け
自分は病気になってしまい
帰国が叶わなかった人」
という事でインプットされていました。
それが
「二宮君主演で映画化される」
と知った時
「絶対見なくては」と思ったのです。
これから観る方も多いと思いますので
詳しい感想は書きませんが
途中からずっと
静かに泣きながら見ていました。
「どの場面が」
というより「ずっと」でした。
見終わったあとも
「あの戦争の時代」
「俳優たちの熱演」
「今起きている戦争」
「今上映されていることの意味」
などが
心の中を行ったり来たりして
何にフォーカスして思いをまとめたらよいのか
分からないまま帰宅しました。
「ラーゲリ」は地名ではなく
「収容所」という意味。
それを知ったことで
タイトルに込められた意味が
一層深いものに感じられます。
「あなたが何気なく生きた今日は
他の誰かが
死ぬほど生きたかった明日かもしれない」
という言葉も心の中に浮かんできました。
戦争を知らない若い人たちに
是非見てほしい。
戦争を経験した人たちにとっては
辛い記憶が蘇ってしまう場面もあるかもしれないけれど
それに耐えられる人は見てほしい。
そしてそれぞれの人が
映画から伝えられるメッセージを
それぞれの思いで受け取ってほしい
と思っています。
※画像はすべてネットよりキャプチャしました。