改元にともなう10日連休となったGW中の2019年5月2日と4日、痕跡調査チームは唐沢川で生き物調査を行いました。事の発端は、日頃から我々の活動を応援してくださっているKさんからの情報提供でした。
「昔、七沢で石を切り出していた石工たちや里山で炭焼きをしていた人たちが、滋養強壮の薬として沢でサンショウウオをとって食べでいた。」、この情報に爬虫類・両生類好きの痕跡調査チームは、情報提供者のKさんや一般の参加者をともなって調査に向かいました。調査地の唐沢川は、広沢寺温泉から不動尻を経由、そこから直登した唐沢峠の北側を流れています。片道3時間半の道のりを野生動物の痕跡や小さな生き物を探しながら登って唐沢川に到着すると、手分けしてサンショウウオを探しましたが悪天候により短時間しか調査することができず、残念ながら発見できませんでした。しかし、丹沢の山や川の美しさを十分に堪能することができました。今後もサンショウウオ探索を続けていきたいと思います。
今回の調査は、「もり・みず市民活動助成金」を用いて行いました。
足あと(アライグマ?)
唐沢峠の東屋跡にあったタヌキのタメ糞
カエルの卵(種は不明)
カケスの羽根
ニホンジカ(♀)の死体