今年の漢字は「暑」だそうです。
なんつーか「まんまやんか、ひねりなさい!」
って感じです。
せめて「熱」にしませんか~
冬季オリンピックもサッカーワールドカップもあったし・・・
ってわけで、本日の映画は
「インビクタス/負けざる者たち」
監督:クリント・イーストウッド
出演:モーガン・フリーマン/マッド・デイモン 他
南アフリカでは「アパルトヘイト」と呼ばれる人種隔離政策を行い、
白人が多数の黒人を支配していた。
黒人で初めて大統領になったマンデラは、
「黒人が白人に仕返しをするのではなく、共に新しい国家を造ろう」と訴える。
なんかいいぞ!この展開。
モーガン・フリーマンの誠実な大統領ってのもイメージ通り
白人のスポーツはラグビー、黒人はサッカーと完全に分かれていたのに
ラグビーワールドカップで南アフリカのチームが優勝することで
黒人も、白人もなく国として思いが一つになる。
いやー熱いぞ、クリント
それに各所にちりばめられた黒人と白人の和解していく様が
すごく素敵。
はじめは反発し合っていたSPたちがラグビーを一緒にやったり、
警備をしながら、いかつい男たちが本気で応援してるのもいい。
一番好きなのはスタジアムの外でラジオ観戦をする少年の話。
はじめは白人のタクシー運転手たちが「あっち行け」とか言って
ラジオを聞かせてくれないんだけど、だんだんその距離が縮まって
いっしょに聞き入ってしまい、最後は肩車してみんな優勝を喜ぶところ。
こういう小技はクリント・イーストウッド監督のお家芸って感じです。
実話だけに素直に感動してしまいました。
ほんと安心して見ていられるいい映画でした。