ぼけぼけ

いつかこの景色を思い出して、君は泣いてしまうかもしれない

富士登山記 最終回

2012年08月02日 | 日記

午前7時に本8合目を出発した一行。

登りと違い下りは早い・・・

かと思いきや、帰りもやってくれましたストッパーばあちゃん

 

富士山の斜面はじゃりじゃり土で覆われています。

まっすぐ下りようとすると、ずるずると下へすべってしまいます。

登りより下りのほうが脚力が必要かもしれません。

で、昨日の登山で足が効かなくなったばあちゃん。

本当にゆっくりしか下りていけません。

男子チームは下りのためスピードが上がり、どんどんその差は広がる一方。

山小屋ごとに待って時間調整をしてくれていたのですが、

砂走りに入る時、先に行ってもらうことにしました。

 

ところが、この砂走、今まで以上に足を取られる上、

スピードに体がついていけないばあちゃん。

結果、私が前に、姉が後ろに付き、ムカデ競走フォーメーションで、

ばあちゃんは横を向き、横滑りで下りていくことに。

ま~~~~これが時間がかかる。

そして、砂走りは延々と続くのでした。

 

男子’Sと別れてかれこれ1時間以上が経ったとき、

緊急事態を察知して、やっと相方が戻ってきてくれました。

砂走りを逆走するのって半端なく大変なんで、かなり奇異な目で見られたそうです。

姉と私の荷物を相方に持ってもらい、

今度はばあちゃんを挟んで横1列に並び、3人4客フォーメーションで下りることに。

これだとかなりスピードが稼げ、やっとこさっとこ甥っこたちの待つ場所までたどり着くことができました。

 

が、まだまだ砂走りは続く。

斜度は緩やかになったり急になったりを繰り返しながら、延々続いています。

最終的にばあちゃんのひざが全く効かなくなり、相方がばあちゃんをおんぶするという事態に。

ここで高校生の甥っこ&3号が大活躍。

女子では重くてとても持てそうになり相方のリュックを甥っこが持って、甥っこのリュックを私が持ったので

自分のリュックと私のリュックを3号が運んでくれたのでした

 

砂払い茶屋に付いたのは午後1時

ふもとでご飯計画は吹っ飛び、とりあえずここでうどんを食べました。

ここから駐車場まで30分というかなり眉唾な情報を茶屋のおじさんからもらい、

林道を進むこと1時間半。途中3号が1人で先に行ってしまい、それを甥っこが追いかけ、

いつまでも戻ってこない2人を心配して姉が先に行くということもありましたが、

なんとか5合目の駐車場までたどり着くことができました。

 

ふもとの温泉に入り、東名の渋滞にもはまり、帰宅したのは午後7時30分。

夕食は家にいた2号も合流して、焼き肉三昧。

山小屋の質素な食事と、食べたかわからない昼食のおかげで

最高にお肉を堪能しました。

 

あ~~帰ってきた~~~!!