ラサ最終日は4500㍍近くまで上り、
ヤムドゥク湖を見に行きました。
チベット人にとってこの湖は聖なる湖。
今でも保護の為、入山は時間制です。
市内から車に乗ること2時間。
途中までは、ラサ川に沿ってなだらかな道を進みます。
検察ゲートを過ぎると後はひたすら上り坂。
つづれ織りの山道を登っていきます。
この途中でも十分眺めが良く、今まで横を流れていたラサ川が谷間から見える風景は素晴らしく、
何度も車の窓からシャッターをきりました。
そうこうしていると、車は山頂展望台に到着。
駐車場に下りると日差しは強いのに風が冷たく、気温もぐっと下がっています。
そして、そこには
神々しいばかりに碧く澄んだ湖と
その奥に山頂に雪を頂いたヒマラヤ山脈が連なっていたのでした。
感動で言葉にならないということが本当にあるのだと、この時思いました。
どのような言葉を並べても、表現できない圧倒的なスケールと完璧な美。
夢中で撮った写真さえ、後で見返すとなんの価値も無いと思えるほどでした。
このブログを書くにあたり、
あの湖の『あおい色』は何色なのかちょっと調べてみました。中国では、
『青』は若い草の色(実際は緑)、そしてお天気の時の空の色。
同じ訓を持つ『碧』は緑がかった青のことだそうです。そして、『碧』は宝石の色を指すそうです。
空から降る雨(青)によって出来ている湖は空より碧く澄んでいる。
『碧は青より出でて青より碧し』