去年の年末に、やっと残りの10時間を見終わりました。
最後は結論が出ませんでしたが、面白かったです。
ネタバレあります⚠️
結局、「主」とは宇宙人のことでした。
三つの太陽を持つ星に住む宇宙人(三体星人)は、自分達の星がいずれ破滅するということに気づき他の星への移住を計画する。
三体星人からのメッセージを受け取った天文学者の葉は、人類の現状に絶望していたため、「ぜひ地球に来てほしい」と返信をした。そして、三体星人を主と仰ぐ団体の総裁となり、地球人より高い文明を持つであろう三体星人による地球の浄化を待ち侘びる。
一方、地球の座標を知った三体星人は、自分達が地球に到達する450年後に地球の支配を容易にするために、二つの陽子を地球に向けて放ち、その陽子を操作して地球の科学技術の発展を遅らせた。それが故、実験が失敗し、前提となるものが存在し得ないと知った地球の科学者達が次々と自死を選んだのだった。
今、それらが公となり自暴自棄になる主人公達。だが、希望はある。イナゴはいくら薬を撒いても種を改造しても、毎年やってきて人間を困らせるじゃないか。我々も絶滅すると決まったわけではない、今できることを一つ一つ行って450年後に備えるしかないのだ…
いやぁ面白かった。
細かい部分が理解できたらもっと面白いのかもしれないけれど、私のレベルでも十分楽しめましたし、考えさせられました。
宇宙人が攻めてこなくても地球が破滅へと向かっていることは明らかです。そもそも万物はエントロピー増大の法則には逆らえない。そしてそれを加速させてきたのは人類自身です。
だからこそ、人類は地球を少しでも長く維持するために行動していく責任がある。いがみ合って争いあっている場合じゃないんですよね…。
かと言って、葉達のように宇宙人任せにしたり、一部の過激な環境活動家のように、文化遺産を傷つけたり道路を封鎖して言うことを聞かせようとすることは、私は違うと思うのです…。
それらは確かにすごく手っ取り早い。実際に過激で強引なやり方で広く問題提起ができ、改善に向けて進むことができた前例があることは事実。でも、それが正しい方法だとは思えない。
もし真剣に環境のことを考えるのであれば、綿の服を着て藁の草履を履き、電気もガスも使わず、水だけで農作物を栽培し、石の弓矢で狩りをして、薪でご飯を炊き、移動は馬か帆船…と非文明的で不自由な生活をするか、もしくは政治家や研究者になって自ら世の中を変えうる権力や能力を持つべきで、「不自由な生活も権力者になる努力もしたくない、だから誰かどうにかして!」なんていうのは、ただの無責任では…?
私はまず自分から始めたいな。資源を節約したり、ゴミをきちんと分別してリサイクルし易くしたり、SDGsに配慮している商品を使ったり、その企業を応援したり。一人一人の力は微力でも、それがいずれ周囲を巻き込み、世論を動かし、政治を動かし、企業を動かし、やがて世界を変えていくと信じて…!
最後は結論が出ませんでしたが、面白かったです。
ネタバレあります⚠️
結局、「主」とは宇宙人のことでした。
三つの太陽を持つ星に住む宇宙人(三体星人)は、自分達の星がいずれ破滅するということに気づき他の星への移住を計画する。
三体星人からのメッセージを受け取った天文学者の葉は、人類の現状に絶望していたため、「ぜひ地球に来てほしい」と返信をした。そして、三体星人を主と仰ぐ団体の総裁となり、地球人より高い文明を持つであろう三体星人による地球の浄化を待ち侘びる。
一方、地球の座標を知った三体星人は、自分達が地球に到達する450年後に地球の支配を容易にするために、二つの陽子を地球に向けて放ち、その陽子を操作して地球の科学技術の発展を遅らせた。それが故、実験が失敗し、前提となるものが存在し得ないと知った地球の科学者達が次々と自死を選んだのだった。
今、それらが公となり自暴自棄になる主人公達。だが、希望はある。イナゴはいくら薬を撒いても種を改造しても、毎年やってきて人間を困らせるじゃないか。我々も絶滅すると決まったわけではない、今できることを一つ一つ行って450年後に備えるしかないのだ…
いやぁ面白かった。
細かい部分が理解できたらもっと面白いのかもしれないけれど、私のレベルでも十分楽しめましたし、考えさせられました。
宇宙人が攻めてこなくても地球が破滅へと向かっていることは明らかです。そもそも万物はエントロピー増大の法則には逆らえない。そしてそれを加速させてきたのは人類自身です。
だからこそ、人類は地球を少しでも長く維持するために行動していく責任がある。いがみ合って争いあっている場合じゃないんですよね…。
かと言って、葉達のように宇宙人任せにしたり、一部の過激な環境活動家のように、文化遺産を傷つけたり道路を封鎖して言うことを聞かせようとすることは、私は違うと思うのです…。
それらは確かにすごく手っ取り早い。実際に過激で強引なやり方で広く問題提起ができ、改善に向けて進むことができた前例があることは事実。でも、それが正しい方法だとは思えない。
もし真剣に環境のことを考えるのであれば、綿の服を着て藁の草履を履き、電気もガスも使わず、水だけで農作物を栽培し、石の弓矢で狩りをして、薪でご飯を炊き、移動は馬か帆船…と非文明的で不自由な生活をするか、もしくは政治家や研究者になって自ら世の中を変えうる権力や能力を持つべきで、「不自由な生活も権力者になる努力もしたくない、だから誰かどうにかして!」なんていうのは、ただの無責任では…?
私はまず自分から始めたいな。資源を節約したり、ゴミをきちんと分別してリサイクルし易くしたり、SDGsに配慮している商品を使ったり、その企業を応援したり。一人一人の力は微力でも、それがいずれ周囲を巻き込み、世論を動かし、政治を動かし、企業を動かし、やがて世界を変えていくと信じて…!