落とし物が届く国♪

日曜日は父の日だったので、帰りに父の好きな一番搾りを買って帰宅電車に乗ったのですが…
その買い物袋を駅のベンチに置き忘れてきたことに、電車に乗ってから気付きました。
買い物袋には財布も一緒に入れてしまっていたので、カード会社に連絡するべきか？いやまずあるかないかを確認してからのほうが良いか？でも連絡は早いほうが良いのでは？と、電車が駅に着くまで気が気ではありませんでした。
次の駅で降りて駅員さんに問い合わせてみると、乗車駅の窓口に届いていると。
良かったー😮‍💨有難う御座います🙏🙏🙏

届けてくださった方は報労金を請求されていて、口座番号を連絡してこられたので、五千円をお振り込みしました。
財布にはそんなに沢山入っていなかったのですが、元々、クレジットカードを停止したり身分証を再発行したりという手間を考えたらそれくらいはお支払いしても良いと考えていたので、これで済んで良かったです。

他人の物を盗ったら犯罪だけれど、それを届ければ報労金がもらえるよ、悪いことはせず後ろめたいこともなく、さらにお礼がもらえるんだよ〜というシステムを作ることで、落とし物がなるべく落とし主に戻るようにしているんですね。
たとえば財布を落としたとしても、当人にとってそこにはお金以上のかけがえのない価値があるかもしれませんもんね。

外国にもこういった法律があるのかどうか分かりませんが、
日本に長く住んでいるアメリカ人がアメリカへ里帰りした際、友達が財布を落として落胆していたので、「交番に行って届いていないか訊いてみては？」と提案したところ、「届いてるわけがない」と一蹴されたそうなので、やっぱり日本は素敵な国だと思います✨


それとは別に、やはり財布を落とすと個人情報が漏れてしまうので、危険だなと感じました。
今回拾ってくださった方は悪用などされないと信じたいですが、二度と置き忘れないように注意しようと思います。
友達からは「財布を首から下げておけ」と言われました😅

ちなみに、もし落とし物をしたら／拾ったら、その時のために、今回私がネットで調べたり警察に訊いたりして勉強したことを記しておきます。
遺失物法によると、拾得者は遺失者に対し、遺失物を売却した場合の価値の5-20%の報労金を請求することができます。（クレジットカードや身分証などは売ることができないものという認識で、この計算の対象にならず、あくまで現金や金目のもの➕お財布自体の価値を元に算出します。）ただし、拾ったのが施設内（駅やデパートなど）の場合には施設に届けなければならず、報労金は施設と折半の2.5-10%となります。
この報労金やお礼などのやりとりは基本的に当人同士に任せられますので、不安な方はその場で施設や警察の電話を貸してもらって連絡したり、電話番号の前に184を付けて番号が相手に通知されないようにしたり、女性なら男性の方に間に入ってもらうなどされると安心かと思います。

拾得者と連絡を取りたくないし、落としたものがそれほど価値がなく拾得者の手に渡っても良いと判断されたなら、引き取らないという選択肢もあります。
以上、参考になれば幸いです🍀