団地シリーズ、今回は
公団芦花公園団地
です。
実は、この団地はでれすけの
ふるさとなので、あまりにも
想い入れが強すぎて、後日、昔の団地の写真をまとめてからブログに載せようと思っていたのですが、怠け者のでれすけのことなので、それが
いつになるかわからないので、とりあえず今回、
現在の芦花公園団地を載せることにしました。
団地に住んでいたのは「はるか昔」のことですが、
楽しかった子ども時代を思い出すとき、浮かんでくるのはこの
団地での生活です。
小学校の途中まで、団地2DK(42.9平米)に住んでいたでれすけ、転居した家は新築でピカピカ、おまけに洋式トイレ、シャワーもあるし、お湯も出る4LDK(101平米)だったので、なかなか馴染めず、自分の家にもかかわらず「暗闇が怖い!!」「夜中トイレにいけない!!」という状況で、それがトラウマとなって、現在でも「明るい部屋でも熟睡できる体質」になってしまいました。
そんなでれすけを育んだ「公団芦花公園団地」。
この団地も、他の昭和30年代築の団地と同じように「
建替え」の真っ最中です…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_sad.gif)
公団芦花公園団地は、
昭和33年入居開始となった総戸数
573戸、1~19号棟まである小規模な団地でした。
構成は、
1~3号棟は
5階建てのスターハウス、
4~15号棟は中層フラット棟、
16~19号棟は
片廊下型の単身棟でした。
中層フラット棟は、何の変哲もない4階建ての建物でしたが、
5号棟と6号棟、7号棟と8号棟は「
NSペア」と呼ばれる配置で、南側階段室の棟と北側階段室の棟が向かい合わせに建てられて、他の住棟の住民とのコミュニティ形成のために、住棟間に広い芝生が敷かれていました。(ちなみに、南側階段室の棟は5号棟と7号棟でした。その他の中層フラット棟は、全て北側階段室の棟でした。)
団地には、南北に「烏山川」が流れていましたが、すっかり
ドブ川と化しており、数年前には暗渠にされ、「
そこに川が流れていた」ということを知っているのは昔からこの周辺に住んでいる人のみとなりました
前置きが非常に長くなりましたが、早速
現在の芦花公園団地を見てみましょう。
左)現在の芦花公園団地の案内板です。
団地の北側は既に新しく建替えられ、平成16年から入居が開始されています。
南側は旧4号棟~旧5号棟と旧集会所のあった辺りに新しい建物が建てられており、平成18年から入居が開始されています。
そのほかの部分は、建替え工事の真っ最中で、昔の団地の建物は既に撤去されています
唯一の救いは、旧4号棟前にあった「中央公園(プレイロット)」が「芦花保育園」になっていたことでした。
右)旧芦花公園団地の名残を唯一残しているモノがありました。
「
住宅・都市整備公団 赤坂営業所」
そして、もう一つ
公団時代の名残が…
建替え工事は平成14年から始まりました。
工事開始から取り壊しはあっという間で、3号棟(スターハウス)前のプレイロットが閉鎖され、そこに工事の事務所が建てられ…それからはあっという間に北側の住棟が取り壊されて、新しい建物が建ちました。
京王線の芦花公園駅~千歳烏山駅間を通るたびに、切ない気持ちになりました
旧4号棟と3号棟の間の道を南側に向かって歩いて行くと、旧5号棟と6号棟あたりの名残があります。
写真左~中央に写る、旧烏山側沿いの桜の木は健在です。
小学校の入学式の日、この桜の木の下で写真を撮りました。
5号棟、6号棟のあった辺りには、新しい住棟が既に建てられています。
振り向くと、「コミュニティ」なんて言葉からほど遠い建物がこちらを見下ろしていました。
現在の団地のコンセプトは
文化人の愛した武蔵野、緑の中で悠々と暮らす。
…だそうです
以上、建替え工事現在進行中の
公団芦花公園団地でした