島唄の中に気になるものが3つあります。解説がないので意味が分からないので、勝手に解釈してみました。
稲戸玉城(にゃーとぅたまぐしく)は 村一村(むらちゅむら)とぅ思(み)ば
なまそ俣(また)ひだみ 二村(たむら)なしゅさ
現在の玉城という所は、昔は稲戸(ニャート)と呼ばれていて、薩摩の時代に玉城(読み方はニャートのまま)という漢字に変わったそうですが、この唄では稲戸玉城は1村だと思うが、実は2村なんだといっているのか?
それとも1村だが2村あるほど栄えていているという意味なのでしょうか。
「なまそ俣ひだみ」?どういう意味なんでしょうね。難しすぎます。
きゅらさや玉城(たまぐしく) 由緒ぬあぬ名前(なまゐ)
うりや世之主(ゆぬぬし)ぬ 育(すだ)ち処(どぅくる)
玉城は由緒ある場所で、世之主が育ったところであるというような意味に
取れますね。
世之主伝説では、玉城は北山から世之主として島にやってきて最初に館を構えたところだということですが、この唄では育った場所といってるようです。
いったいどういうことなのか?
違う世之主の話なのでしょうかね。
越山(ふしやま)ぬ頂(ちじ)に 祈願火灯(しんごーまちとぅ)ぶち
根折(にゅい)次郎金(じろがに)が 御願(うが)立てぃてぃ
越山といえば、世之主の城があった裏山です。この山の頂上に祈願をする場所があり、火が灯されていたということでしょうか。
そして根折とは越山の北側に位置する場所です。その根折の次郎金が願いを立てていたということでしょうか。次郎金とは誰なのでしょうね。島唄になるほどですから、根折地区では有名な存在だったのかもしれません。
そして次郎金といえば、薩摩侵攻時に琉球時代の最後の大屋子だった人物と言われている人も同名です。
別人だとは思いますが、気になる存在です。
これら3つの島唄の解釈は私個人の解釈です。言葉の意味が分からないところも多いので、本来の意味とは大きく外れているかもしれません。
これらの唄が意味するところが分かる方がいらしたら、ぜひ教えて頂きたいです。