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先祖を探して

Vol.344 先祖調査旅行記7日目=その1

2023年3月26日~4月1日までの先祖調査の旅を記録していきます。

今日は本当の最終日。
飛行機は夕方の便なので、それまではフリー。ホテルを10時前にチェックアウトして、最後の最後まで活動だ!


ご先祖様に会いに
荷物の整理もあったので朝は少し遅めに迎えに来てもらい、朝から向かった先は本家のお墓。
え!?どうして最終日なの???
そうなんですよね。本当は一番に来なきゃいけない場所だったのですが、到着初日は雨。翌日から予定続き。案内して下さる方の都合もあり、そしてお墓は朝か夕方にしかお参りに行ってはいけないという言い伝えがあるそうで、なかなか都合も合わずで今日になっちゃいました。
でも今日はゆっくり時間を取れるので良かったかも。

そういうわけで、お参りに行きました。もともとはチュラドゥールの場所に一族のお墓があったのだけど、チュラドゥールを作った時のすったもんだで、自分たちの土地であったこの地に移動したのだとか。
ここは本家と本家筋の分家がメインで使っているのです。
大和式の墓石は薩摩侵攻以降の1609年以降のものです。後ろの建物は納骨堂で、琉球のように今でも遺骨は納骨堂に収めます。納骨については今でも琉球と大和文化の混合スタイルです。


この整備した墓地は昭和40年代に作ったようです。それ以前は一族の墓石が沢山並んでいたそうです。この山積みになっている墓石が昔のものです。
ざっと数えたら100墓ほどありました。そのほとんどが、正方形に近い長方形の墓石です。当主以外の墓石が、この形だったのかもしれません。


この中には、明治の年号が見える現代風の墓石もありました。
1つ1つ取り出して調査をしたら、もしかしたら新しい情報がつかめるかもしれません。次に行く時には、それも調査対象です。

山積みの中から古い墓石を確認出来ました。
墓石の裏面に、「孝孫久志検与人 平安統建立」と書いてますね。
4代目の平安統が2代目である祖父のために建立したようです。1754年に与人になっていますので、その頃に建立したのだと思います。


あれ?では1代目の中城と3代目の平安統の墓石は?2代目の墓石を建立した4代目本人の墓石は?
現在立ち並んでいる墓石の中にはありません。もしかしてこれも山積みの中か?



あ、ありました!延享元年(1744年)と書いてあります。これは3代目の平安統が他界した年です。心紋もありますので、これで間違いないでしょう。やはりここにはご先祖様の情報が眠っている可能性があります。4代目が見つからないので、次回は何としてもここを調査したい!

そして初代の中城の墓石が見つからない、、、本家としてお参りしている墓石は、5代目の平安統の墓石です。
中央にある帽子をかぶった墓石ですが、これは昔はお墓の入口にあったという話ですが、正面は全く文字が分かりません。

しかし、、、、側面をよ~く見ると、文字らしきものが!


元禄戌〇年の文字が見えます。おそらく元禄戌辰年と書いてあるのでしょう。それは1688年です。次の行には、六月の文字が見えます。中央下には中の文字。
これは、記録上の始祖である中城の墓石で間違いないでしょう!
元禄元年(1688年)6月に他界していますので、間違いないと思います。

こうして見ると、1人1基(夫婦で)の墓石だったことが分かりますね。これは多分ですが、全員がそうだったわけではないと思います。
実際に、お爺様の上花城の方は墓石は1基しかありません。
それは納骨の方法による違いだった可能性があります。
というのも、お爺さまの先祖が眠るチュラドゥールは、納骨堂を持っています。

土葬→洗骨→納骨堂のその家の厨子甕に収める

このようなことを繰り返してきました。
いっぽう本家のお墓の方は昔は納骨堂が無かったそうです。ではどうしていたかというと、厨子甕に入れて、甕を上部だけ土から出して墓石の後ろに埋めておくのです。実際に保管されている厨子甕は土に埋まっていたようで、土がついた感じになっています。よって、各故人の厨子甕を治めるために墓石もそれぞれ作ったのかもしれません。
それともう1つ、本家はずっと代々与人をしていましたので、その一人一人の権力の象徴として墓石を建てた可能性もあります。

墓石から歴史がいろいろと想像できました。お墓の話はまだ続きます。



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