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先祖を探して

Vol.286 直城 (9) 島のおへそ

現在ご先祖様の調査でフォーカスしている直城ですが、この大字:内城 小字:直城あたりは島のちょうど中心地になる場所です。
そんな島のおへそになる直城の地質について、大変興味深い情報をくださった方がいらっしゃいましたので、その情報をここに記録しておこうと思います。
地質なんて先祖調査には直接的には関係はなさそうですが、情報の引き出しは沢山あったほうがよいし、もしかしたら何かにつながる可能性もありますからね。

島の地質についてはWikipediaでは以下のように説明されています。

隆起サンゴ礁の島で、全島ほとんどが裾礁型のサンゴ礁起源石灰岩(第四紀層の琉球石灰岩)で被われている。島の西部に最高地点の大山[要曖昧さ回避](標高240m)がある。大山を中心とした南西の知名町側の地域には、幾段かの段丘地形を呈して石灰岩の広い分布が見られる。大山山頂部や越山などにわずかに古生層や新第三紀の花崗閃緑岩からなる基盤岩の露出が見られるが、石灰岩の溶食量を考えると、かつては全島が海面下に沈んでいたらしい。

大昔は海に沈んでいたといわれている島ですが、地質を確認できる「地質図
Navi」で見ると以下のようになります。



赤く表示されている部分が直城のあたりに該当します。
拡大表示で見て見るとこのようになります。


ちょうど直城や古城地跡あたりだけが赤色の箇所となっています。
この赤色の範囲は「花崗閃緑岩:かこうせんりょくがん 」というマグマが固まって形成された岩だということですが、太古の昔にここが火山だったかどうかは可能性はありますが正確には分かりません。
この花崗閃緑岩はWikipediaにもあるように表面に露出している部分はそう多くはないようで、ほとんどは赤色の範囲の地中にあるようです。


世之主伝説の歴史の舞台となっていて、当家のご先祖様ゆかりの地が太鼓の昔は火山であったかも?
何だかとてもパワーを感じる場所ですね。

そうそう、この直城のことでいきなり地質の話に展開したのは、前回の記事で書いた謎のお墓からです。昔の石を並べたお墓ですが、その石の写真を見られた方がこの分野にお詳しいようで、「この石は花崗閃緑岩では?」というところから、色々と調べて情報を下さいました。
1つのことから様々な方面へと展開して新たな情報が導かれるのは、とても有難いことです。

石で思い出しましたが、この古城地付近の丘には昔はキラキラと光る黒石がたくさんあったといいます。その黒石はもしかしたら「普通角閃石:ふつうかくせんせき」かもしれません。どこかで見かけた産地リストに名前があった気がします。


Wikipediaより


古城地の城壁などに使われていた石は浜の方から運ばれたのではないかというような話もあるようですが、もしかしたら付近で調達できていたのかもしれませんね。
お墓の石、キラキラ光る黒石、ヘンダマチガマのカマド石、謎の黄金石。意外なことに石と関わりのある場所でもあった直城でした。

色々と興味深い石のお話でした。


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