当家に存在していたと思われる家系図は、以前から所在が不明です。実際にご先祖さま達によって代々作成されてきた家系図が存在していたのか?
現物が無いので確認のしようがないのですが、しかしお爺さまが書いている記録の中には、『宗家系図』という文字が何度か出ており、お爺さま自身がその系図を参照しながら様々な記録を書いていったような形跡があります。この家系図はいつの時代のところまで書かれたものだったのか?大変気になるのです。
そしてある関係者によれば、宗家は以前に沖縄在住の方で家系図作製をされていたH氏という人に家系図を作成してもらったようだという話なのです。
この方について調べてみましたが情報は少なく、親戚に訪ねてみましたが誰もそのH氏のことや家系図の存在を知らないのです。
本当にこの方によって家系図が作成されていたのか?ここ数年の謎でした。
そんなH氏について、先日驚くべき情報がもたらされました。
何とこの系図作成をされていたというH氏が他界後に、その資料を全て買い取った方をご存知だという情報が入ったのです。
その買い取った方へさっそく連絡をしてみましたが、その資料は既に別のところに転売されており、残念ながら中身の確認はできませんでした。
転売先まで追いかけても良かったのですが、この買取をされていた方が色々と親切に情報を教えてくださり、H氏が作成された奄美地方の系図は、控えが残っていた家のものに関しては、既に出版されている書籍に掲載されているはずだとのことでした。
私はその書籍は読んだことがありますが、残念ながら当家の系図の掲載はありませんでした。それはH氏の資料の中には、当家の家系図の控えは残されていなかったということなのでしょう。
しかしそもそも本当にH氏によって当家の家系図が作成されていたのかは謎のままです。
結局は家系図については謎のままなのですが、しかしこうして様々な情報を寄せてくださる方々がいらして、可能な限り協力してくださることが大変嬉しく有難いことだと思っております。
今回のように直接解決には至らなくても、プラスαの新たな情報を得ることもありますので、とても貴重なことだと思っております。
記録が無いから分からない、記録がないから正史ではない、そこを乗り越えてご先祖探さまに辿り着けたらいいなと思う日々です。