漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2014年5月5日~5月11日)

2014年05月12日 00時22分05秒 | 読書メーターまとめ

2014年5月5日 - 2014年5月11日の読書メーター

読んだ本の数:4冊

読んだページ数:1359ページ

王朝まやかし草紙 (新潮文庫)王朝まやかし草紙 (新潮文庫)感想
☆☆☆ ヒロイン弥生は京に上がり亡き母のことを調べるうちに、謎が膨らみ、それが連続殺人事件へと繋がっていく・・・。平安時代の迷信的なおどろおどろしさと上流貴族の愛憎劇が面白くて引き込まれる。ミステリーとしての面白さもあるし、犯人の意外性もある。が、ラストで明かされる動機がちょっと弱いかなぁ。そのために全体が軽くなってしまったような気がする。さらに、東宮が町をふらふら出歩くとか、道端に死体がごろごろ転がっているのに、音羽丸が被害者の腐乱死体にショックを受けることとか、ちょっと突っ込みたい箇所もいくつかあった
読了日:5月10日 著者:諸田玲子

戦国武将の死亡診断書戦国武将の死亡診断書感想
☆☆☆ 史料を基に、戦国武将の死亡原因を現代医学で推定した本。時代が古いだけにほとんど推測の域を出てないものの、『仁』で医療部門の監修をした酒井シヅ先生監修だけに説得力十分。竹中半兵衛の結核や井伊直政の敗血症に意外性はないが、黒田官兵衛の死因が梅毒!!?頭脳明晰な上に側室を持たなかったとか、良いエピソードの持ち主だと思ってただけに、ちょっとしたショック。あの時代に100%奥方一筋とは思っていなかったが、子供が一人しかいなかった原因が病気だったとは!けど、NHKはそこスルーだろうなぁ・・・
読了日:5月8日 著者:酒井シヅ監修

薔薇は花降る都で咲き初める (コバルト文庫)薔薇は花降る都で咲き初める (コバルト文庫)感想
☆☆ 何回も政略結婚を繰り返させられるマリンアジェラ(ルクレツィア・ボルジアがモデルかな)。そんな彼女の4回目のお相手は大富豪の当主レオナルド。こちらのモデルはメディチ家ですね。爽やかで頭脳明晰、常に前向きな彼にマリアンジェラがだんだん惹かれて行く、というお話。が、マリアンジェラのキャラがどうもいただけない。不幸な生い立ちに引け目を感じてるのは分かるが、考え方が後ろ向きで捻くれていて共感できない。さらに彼女の心理描写ばかりで、話のテンポが悪い。気持ちが盛り上がらないうちにハッピーエンドという感じだった。
読了日:5月6日 著者:小田菜摘


裁きの鐘は(上): クリフトン年代記 第3部 (新潮文庫)裁きの鐘は(上): クリフトン年代記 第3部 (新潮文庫)感想
☆☆☆☆ 前巻で思わせぶりで終わった相続問題も無事解決したものの、ジャイルズの恋がヤバい方向へ・・・エリザベス母ちゃんグッジョブです。が、彼女とフィッシャーが結託して一難去ってまた一難。クリフトン&バリントン家の平和はまだまだ先のようです。上巻は気持ちよく終わってすっきり。下巻はきっとラスボス対決なんだろうなぁ。続きが楽しみ~
読了日:5月6日 著者:ジェフリーアーチャー

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