漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

11月に読んだ本

2018年12月02日 16時41分01秒 | 読書メーターまとめ
11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2270
ナイス数:342

名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)感想
15世紀末のリチャード3世から初める、歴代イギリス王の肖像画を紹介しながらの英国史。エリザベス1世やヘンリー8世を輩出したテューダー朝の個性あふれる王家の面々から比べると、ハノーヴァー朝の代々のジョージ王たちの何と無能なことよ!議会が無かったら、イギリスと言う国はなかったかも!ヴィクトリア女王以外無名な王様ばっかりだが、変人ぞろいでは群を抜いている。歴史書では出て来ないこういう小ネタが中野本の楽しいところだ。
読了日:11月29日 著者:中野 京子
乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)感想
パリヤ編。ウマルと上手くまとまるかと思いきや、災難続きで婚儀が延期。自意識過剰でマイナス思考のパリヤはドツボにはまると面白い(笑)
読了日:11月26日 著者:森 薫
王のいばら外伝(7) (冬水社・いち*ラキコミックス) (いち・ラキ・コミックス)王のいばら外伝(7) (冬水社・いち*ラキコミックス) (いち・ラキ・コミックス)感想
セネカ族長クッバラの妹アイラとレガーロ王子の恋バナ前編。
読了日:11月26日 著者:戸川 視友
後宮デイズ~七星国物語 6 (プリンセスコミックス)後宮デイズ~七星国物語 6 (プリンセスコミックス)感想
大分間が空いたので、ストーリーを忘れてしまった。確認せねば。柘榴との約束を蹴飛ばした翡翠。流星が陛下の影武者だったとは!身分違いの恋だと思ったけど、この状況はさらに前途多難なような。木蓮暗殺を命じられた鰍。さて、どうなる?
読了日:11月26日 著者:すもも もも
美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)感想
美人美男画の逸話集。最初のロセッティの逸話から衝撃的。プロセルピナのモデルはまるでマイフェアレディ。すると、ロセッティがフレディか(笑)。アルテミジアのユーディトは大好き!身勝手な男への怨念に満ちてるけど、それを越えた力強さが素晴らしい!他にもクリヴェッリの三白眼の「マグダラのマリア」やゾフィ大公妃、ミュシャのサラ・ベルナール等々、中野さんの選ぶ美女は顔だけじゃない男前(←この言葉が変だけど!)な方々ばっかり。その中に唯一異彩を放つマサイスの「醜い公爵夫人」。漫画太郎の絵はこれを真似たんじゃないの?(笑)
読了日:11月26日 著者:中野 京子
花葵―徳川邸おもいで話花葵―徳川邸おもいで話感想
「徳川おてんば姫」以来、旧華族本にはまり中。これは徳川宗家の16代徳川家達、17代家正親子とその家族の思い出話。著者は家正の三女順子氏。まず天璋院篤姫の名が出てきて歴史を感じる。家は千駄ヶ谷の10万坪(想像できない!)。巻末に見取り図がって、第六天の慶喜邸よりはるかに広かったことが分かる。が、真正のお姫様の割にはその生活は意外と質素。継ぎ当てした着物を着て食事は一汁二菜。頂き物があっても、羊羹もポンカンも干からびるまで食べられなかったとか(笑)!その姿勢は維新後の苦労時代の名残かもしれない。→続く
読了日:11月20日 著者:保科 順子
ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞 (集英社文庫)ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞 (集英社文庫)感想
冒頭のどうという事のない短編が伏線となる構成。毎回、これが結末へどう繋がるのかを期待して読んでしまう。今回は中将の過去話。敵が見えてきた。中将は益々ダークサイドに落ち込みそうな気配で、日当たりのような宗孝君との対比が際立つ。父の右大臣との確執ももっと理由がありそうな気がする。屈折した九の姉は踊りの道に打ち込むことで、気持ちが明るくなったようで、こちらは一段落か。若宮と真白再登場。この二人が出てくると、話のテンポが良くなって場が明るくなるので、読んでて楽しい。早く上手くいってほしいな。
読了日:11月19日 著者:瀬川 貴次
カラー版 大人のための東京散歩案内 (COLOR新書y)カラー版 大人のための東京散歩案内 (COLOR新書y)感想
散歩の参考に手に取ったが、深川・神楽坂・本郷・目白・赤羽等、知ってるエリアが多く意外性が少ない。阿佐ヶ谷、高円寺、荻窪辺りは今後行ってみたい場所。だた、10年前の出版なので、取り壊された建物も多く、写真を見て懐かしかった。場所の紹介より、その土地の歴史や文化の話が面白い。今は跡形もない洲崎パラダイスは根津の遊郭が移転したものだとか、要町を横切る谷端川緑道が大塚から千川に繋がってるとか、千石の地名が千川と小石川から来てるとかは、ちょっとしたトリビアだった。
読了日:11月15日 著者:三浦 展
魔術師ペンリック (創元推理文庫)魔術師ペンリック (創元推理文庫)感想
待望のビジョルド新刊!五神教シリーズ。中編3話。1話目は、街道で病に倒れた老女を救おうとして、魔に乗り移られた青年ペンリック。結婚話は流れ、人々からは警戒され、内なる12人の魔はひしめき喋り合い、魔を奪おうとした輩に命を狙わると、散々!どうなる事かと思ったが、2話目には既に一人前の魔術師に。殺人容疑の巫師を追って捜査協力する話。3話目は容疑晴れたイングリス巫師とオズウェル捜査官と共に、マガル魔術師殺人事件を追うという話。ビジョルドはキャラも世界設定もしっかりしてるので安心して読める。どれも面白かった。
読了日:11月15日 著者:ロイス・マクマスター・ビジョルド
烏百花 蛍の章 八咫烏外伝烏百花 蛍の章 八咫烏外伝感想
八咫烏シリーズ外伝。『しのぶひと』真赭の薄と雪哉の縁談話。当然潰れたが、雪哉にもう少し可愛げがあれば成立したかも(笑)『すみのさくら』浜木綿の境遇と若宮との出会いの話。『まつばちりて』松韻の哀しいけど幸せな最期が印象的。逆に大紫の御前の冷たく寂しい姿が際立つ。『ふゆきにおもう』梓目線で語られる雪哉の母冬木。雪哉にそっくり!梓の愛が二人を守る。一番良かった話。『ゆきやのせみ』若宮に振り回されっぱなしの雪哉。ラストで笑った!『わらうひと』真赭の薄と澄尾の身分違いの恋。結ばれなくても上手くいきそうな予感が良い。
読了日:11月15日 著者:阿部 智里

読書メーター

最新の画像もっと見る

コメントを投稿