今年最後の代表戦も残りあと2試合となったドイツ代表のみんな。
現地時間8日夜には、年内のホームゲーム最終地となるヴォルフスブルクのザ・リッツ・カールトンホテルに選手たちが集合しました。
集合時のみんなの様子がこちら。
今回は(も?)度肝を抜いてくれるようなファッションの選手がいなくて、ちょっと寂しい……( ´・ω・`)σ"
……とまあ、ここまではいつも通りの代表チームの集合だったのですが、ここで問題が発生。
なんと、これまでクラブの検査で複数回新型コロナの陽性反応を示したことのあるズーレ君(ニクラス・ズーレ選手)が、ホテル集合時の検査で陽性判定に。幸い、現在のところ無症状だそうです。
ズーレ君はこれまでにも陽性判定が出てクラブで隔離・経過観察を過ごした経験もあるためか、ワクチンは2回接種済みでした。体も大きく、当然普段から感染に気を付けていたであろう選手でも感染する新型コロナウイルスの恐ろしさを改めて感じるとともに、現在感染者が再び記録的な増加をたどっているドイツでの状況は憂慮にたえません。
そんなズーレ君ですが、陽性判定後の翌日火曜日午後にチームホテルをチェックアウト。DFBのフォルクスワーゲンを自分で運転し、約630km先のミュンヘンの自宅に戻ったとのことです。到着したのは当日の午後10時ごろでした。
ちなみにズーレ君はワクチン接種者のため、ミュンヘンのコロナ規定により最短で来週月曜に再び検査を受けることができます。ミュンヘンの場合は隔離される7日の間に症状が出なかった場合、PCR検査及び抗原検査の結果を経て検疫を終えることができます。
そしてそのズーレ君と現地入りした選手は計8名。その中で一緒に飛行機で移動したカリちゃん(カリム・アデイェミ選手)、むっちゃん(ジャマル・ムジアラ選手)、せっちゃん(セルジュ・グナブリー選手)、キミ助(ヨシュア・キミッヒ選手)が検査では陰性ではあったものの濃厚接触者として認定され、隔離ののち個別にチームを離れて帰宅することに。
また、クラブ内でズーレ君の濃厚接触者に該当したえまちゅ(エリック・マキシム・チュポ=モティング選手)も、ミュンヘンにて隔離措置がとられることとなりました。
これにより、皮肉にもキミ助のほかの未接種者が“あぶり出し”される形となってしまいました……😓
そのバイエルン組の中で、今回は運命が分かれた選手たち。
三浦(トーマス・ミュラー選手)とレオン君(レオン・ゴレツカ選手)は単独で現地入りしたため、接触者には該当せずセーフ。そしてズーレ君と現地入りした残りの4名の選手――おザネ(リロイ・ザネ選手)、マヌ子(マヌエル・ノイアー選手)、ホフマン君(ヨナス・ホフマン選手)、ノイ君(フロリアン・ノイハウス選手)に関しては、ヴォルフスブルクの「ワクチン接種済みであれば検疫期間に入らないでもよい」という既定のもと、そのままチームに合流することになりました。
ただしこの4名については食事などでテーブルを使う際は単独で利用し、トレーニングには個別に向かうなどの特別措置がとられています。
そして減員となったチームのため、急きょ3名の追加召集が決定しました。
試合開催地のホームクラブであるVfLヴォルフスブルクから、ばくちゃん(リードル・バクー選手=写真右)とマクちゃん(マクシミリアン・アルノルト選手=同中央)の2名が当日にホテルへと向かい……。
さらにモナコで活躍中のケヴィン君(ケヴィン・フォラント選手=写真中央)が、火曜に到着するよう急いでやってきてくれました。
これで一難去ったかと思った代表チームですが、ここからまた一難!
実は召集メンバー発表後、ホテルに集合する前にハンジ(ハンス=ディーター・フリックドイツ代表監督)たちには知らされていたニコ君(ニコ・シュロッターベック選手)の故障。ホテルには到着したものの、そのままとんぼ返りで離脱することとなったのです。
そのニコ君の代わりとして、コロナ騒動の前にあらかじめハンジが月曜に追加召集したのがター君(ヨナタン・ター選手=写真左)。ター君はつつがなくチームに合流しました( *´⌣`)ホッ=3
ところが、故障者はそれだけで収まりませんでした。
ニコ君と同様にクラブですでに故障していたフロ君(フロリアン・ヴィルツ選手)のコンディションが整わず、フロ君もチームホテルを去ることに。
当初はチームに帯同してベンチ外で試合を見る予定だったそうですが、今回はコロナトラブルのことも鑑みての帰宅となりました。
さらに代表ウイーク2日目にあたる火曜日の練習で、ドラちゃん(ユリアン・ドラクスラー選手)が負傷して離脱。クラブでも今後、一定期間の離脱が予想され、ハンジはドラちゃんのクラブチームであるPSGと話をしているとのことです。
そのうえ、カイ君(カイ・ハフェルツ選手)が火曜と水曜の練習に参加できず。クラブで負っていたふとももの打撲の完治までにまだ時間が必要と判断され、リヒテンシュタイン戦の出場はほぼ可能性なしということに。アルメニア戦までに間に合うかどうか、現在は不明とのことです。
今回の混乱の結果、代表ウイーク二日目の火曜日と翌水曜日の練習では練習場所やスケジュールが流動的になり、いくつかの変更が加えられました。
慌ただしい中でしたが、選手たちはグループ練習やホテルでの個別練習などに分かれて取り組みました。
こちらは火曜日のトレーニングの様子です。
そしてこちらは水曜の練習に臨んだみんな。
また、ここで改めて現在のメンバーのリストを、決定した背番号とともにご紹介します。
※無番号は現段階で未定
●GK
12 ベルント・レノ
1 マヌエル・ノイアー
22 マルク=アンドレ・テアシュテーゲン
22 ケヴィン・トラップ
●DF
リードル・バクー
4 マティアス・ギンター
26 クリスティアン・ギュンター
16 ヨナス・ホフマン
5 ティロ・ケーラー
21 ダヴィド・ラウム
2 アントニオ・リュディガー
5 ヨナタン・ター
●MF/FW
マクシミリアン・アルノルト
10 ユリアン・ブラント
8 レオン・ゴレツカ
21 イルカイ・ギュンドアン
7 カイ・ハフェルツ
13 トーマス・ミュラー
17 フロリアン・ノイハウス
ルーカス・ヌメチャ
11 マルコ・ロイス
19 リロイ・ザネ
ケヴィン・フォラント
ということで、当初27名→ズーレ君、キミ助、せっちゃん、むっちゃん、カリちゃん離脱で22名→ター君追加召集で23名→ニコ君、フロ君離脱で21名→ばくちゃん、マクちゃん、ケヴィン君追加召集で24名→ドラちゃん離脱で結果的に23名となったドイツ代表のみんな。
来年のカタールW杯本選出場は決定しているものの、年内のホームおさめとなるリヒテンシュタイン戦と今年ラストマッチのアルメニア戦は、普段スタメンでは見られない選手も活躍できる大チャンスともいえます。
メンバーが大幅に異なってしまったピンチを僥倖に変えられる選手は果たして誰になるのか、注目したいと思います。
では、また☆☆☆☆
【おまけ】
今回のリヒテンシュタイン戦は、ドイツ代表の歴史において新たな1ページを刻むことに。
同戦はドイツ代表史上初となる“女性主審による国際マッチ”の予定で、クロアチアのイヴァナ・マルティンチッチさんが主審を務めます!