とんとんからしのあるがまま

ゆっくりと、のんびりと、ゆる〜いシニアの日々を綴ります。

鬼と月(ポエム)

2023-02-04 | 日記

節分の日

あたしはお豆を

精いっぱい

ぱらぱら、ぱらぱらと

撒きました

 

そうしたら

あたしの中の

鬼さんが

およよ、およよと出て行きました

 

そうしたら

あたしの心に

ぽっかりと

大きな穴があいて

冷たい風が

す〜ぅと吹いて行くのです

 

悲しくなって

夜空を見上げました

お月様が輝いていました

お月様は

少し欠けていました

 

あたしは

黄色と白と銀色の

絵の具を混ぜて

欠けているところを塗りました

 

だって

まんまるいお月様が好きだから

 

そうしたら

お月様が金色に輝きました

にこっと

微笑んで

あたしの胸のあたりを

金色のステッキで

そっと撫でてくださいました

 

そうしたら

あたしのからだは

急に熱くなって

優しさがいっぱい

溢れ出ました

 

鬼さんは

正直だから

お豆の音に

驚いて

出ていっちゃいましたが

 

あたしは

鬼さんが

また、帰ってきてくれたら

良いなって

思っています

 

昨夜は

そんな夢を

見ました、、、。

 


 

北風はさらに冷たくピューと吹く性善説を笑わば笑え

 

今日も明日も、愛に溢れ平和でありますように。