また同じ運命に

先日鳩がいなくなってがっかりしたばかりのときでした。

またポッポポッポーと鳴いているではありませんか。
どこだろうと見上げると電線の上でした。
あの鳩かなぁ違うかなぁと眺めていましたがそんなことわかるはずがありません。
仕事をしていて休憩のときに何気なく庭の隅の柵に鳩が止まっていました。
その向こうにはノウゼンカズラの木があります。
ひょっとしてと思いながら見ていました。
あんまり見ているとだめだろうと見ないでおくことにしました。

一日たちました。
どうやらまた巣作りをしているようです。
うれしくなってしまいました。
夕方もういいだろうとカメラを持ってきて脅さないようにそっと撮りました。
雄のようです。



上の鳩が飛び立った後目を凝らして眺めたらちょうど木の中ほどに鳩の頭が見えました。



やった～～♪
そんな思いでした。
ここなら前のところよりは見えないからいいだろう安全だろうと思いました。

それからも毎日せっせとわらくずらしきものを持ってきて補強をしているようでした。
毎日毎日そっと眺めて鳩がいるのを確認していました。
巣から出てこないということはきっと卵があるんだろうと楽しみでした。

日がたちました。
梅雨に入って土砂降りの大雨が降りました。
丸一日中小さな台風並みの雨風でした。


あくる朝は収まっていました。雨は小降りでした。
早速鳩が気になったので見に行きました。



いくら探してもいませんでした。
えさを食べに行っているのかもしれないと思いましたが二羽ともとは変だなぁと思いました。
一日中気になって仕方がありませんでした。
でも鳩は戻ってきませんでした。

あの嵐のような一日の間に何が起きたのでしょうか。
知る由もありません。
前の鳩と同じ運命をたどってしまったようです。
自然の厳しさをまた見せ付けられました。


でもあのシギは元気に育っています。
毎日親鳥に威嚇されながら遠くからですがシギの雛を確認せずにはいられないのです。
あ～～今日もいた。よかった～～♪無事だった～～♪
稲の間からチラッと見えるだけですがちょこちょこ歩く姿のかわいいこと♪

何が起きるかわからない今こうして生きているっていうことはすばらしいことなんですね。
鳩とシギに改めてしっかりと教えてもらったような気がしました。