バタバタとあっと言う間の1日だった 年に一度のコンクールの日だからだ
コンクールに私が出るようになったのは10年くらい前からだろうか??
人数も少ない弱小バンドからスタート 最初は4人しか部員はいなかった
それが少しずつ増えて コンクールにも出場するようになって10年ほど
今も決して多いとは言えないが 以前のことを思うと嘘のようだ
15、6人でコンクールに出てる時間が長かったが 昨年より大編成の部に出るようになった
と言っても 県内ではきっと1番少ない部員数
今年の目標は 銀賞 吹奏楽が盛んなこの地で 低い目標かもしれませんが
去年初めて 大編成に出場して(この部門に出場するのも目標でした)銅賞
今年はなんとか 銀賞を取りたいと生徒たちの目標でした
朝行くと ホワイトボードに 銀賞取るぞ!!!
と書いてある 普通は金賞取るぞ!なのですが
練習は人が集まらない 全員揃ったのは3日前(笑)
いろいろな事情がある だからこの目標でいい 一生懸命何かに取り組む姿勢が大事
例年になく 残りの数日は集中して練習した
彼らにとっては苦手なことも できる限り一夜漬けではあるが練習した
文句も言わず ただひたすら銀賞のために 練習してくれた
結果は 銀賞! 歓声を一瞬あげたが 空気を読んで一瞬で収まった
普通は金賞で歓声をあげるからだ
客席では みんなが泣いている 練習嫌いの彼らが泣いている
その姿にこちらも胸が熱くなった というより演奏中に泣きそうになっていた
彼らが 一生懸命演奏する姿に心打たれたのだ
高校から楽器を始めた生徒もたくさんいる 彼らの成長に大いに感動してたら 指揮振り間違えた(笑)
これも想定済みで 私が振り間違えても間違えなく演奏出来るだけ練習したから大丈夫と伝えていた
その通りになった
表彰式後 部長が号泣しながら銀賞の賞状を持って駆け寄って私にハグしてくる
3年生は みんな号泣している それだけ彼らなりに頑張ったのだ
練習にきても エアコンの前で喋っている彼ら 用事があると言って怠ける彼ら
あんな姿を 見るのは私は初めてだった 大いにこの夏の時間が有意義だったと感じた
私にとっても 夏の思い出になった
彼らと 試行錯誤しながらの練習や運営は大変だったが 私はやっぱり彼らが大好き
音楽って すごい力があるなと改めて感じた 暑い夏の思い出です