写真は道ばたのポピー
6月はふたご座。
ふたご座は、カストルとボルックスの星座。
2人はふたごの兄弟。
でも、ほんとうは4人兄弟なのです。
彼らの母レダは、2つのたまごを生みました。
なんでたまごなの? 話せば長い、つまりはゼウスが白鳥になってレダを身篭らせたから、レダは2つのたまごを生んだのです。
1つのたまごからカストルとクリュタイムネストラが生まれ、もう1つのたまごからボルックスとヘレネが生まれた。
カストルとボルックスのお話は、ふたご座のお話としてご存知でしょう。
でも、別々のたまごだったのですね。
それでもふたごというのかな?
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クリュタイムネストラは、ギリシアのミケネ王アガメムノンの妻となります。
そして、ヘレネはアガメムノンの弟メネラオスの妻となります。
ところが、ヘレネはとても美しく、男たちがだまっていません。
トロイの王子バリスがヘレネをさらってトロイにつれて行ってしまいました。
アガメムノンとメネラオスはたいへん怒り、ギリシアの戦士を集めて(テュンダレオスの誓い)トロイに戦争を挑みます。
トロイ戦争です。(トロイの木馬で有名)
この戦争でトロイの王子ヘクトルが死に、ギリシアの英雄アキレウス(アキレス腱で有名)も戦死します、のちにトロイのバリスもヒュドラの毒矢があたり死亡します。
戦いの結果、トロイは落城します。
城からアイネイアス(アンキセスの子)が逃げ落ちます。
アイネイアスはイタリアにたどり着き、ローマを興します。
ユリウス・カエサル(英語名はシーザー:「ブルータスおまえもか!」で有名)はアイネイアスの子孫でしょう。
トロイ戦争が終り、イタケ島の王オデュッセウスはイタケ島に帰ろうとしますが、嵐や魔女キルケ(とてもきれいな魔女です)のさまたげにあい、なかなか帰ることができません。
途中、ナウシカという王女とも出会います。
聞いたことのある名まえでしょう、風の谷の・・・・
オデュッセウスが帰るまでの冒険のお話は、とてもおもしろく興味深いものです。
ホンダのオデッセイは、長い冒険旅行という意味のようですが、このオデュッセウスからきているものと思います。
ふたご座にまつわるお話はとてもおもしろいです。