久しぶり夏日です。暑いけれど、夏らしく、風も心地良い。お布団干したり、片付け物したり、久しぶりの晴れの日は何かと忙しい。
一澤帆布の遺言書をめぐっての、兄弟の裁判闘争。場所も京都だし、現代版の跡目争いのようです。元々、三男の信三郎氏が継いでいたのに、何故?と思ってしまいます。
数年前、仕事で祇園の花見小路に、時々行ってました。一緒に行った、糸作家の和空さんが、一澤帆布さんのファンで、近くと知り、お店に行きました。昔からの老舗という雰囲気で、知恩院も近くという事もあり、店内はとてもにぎわってました。和空さんがオーダーをしようとすると、受けられないと言う事でした。特に急がないので、注文だけしておきたいと、お願いすると、これと言う理由もなく、断られました。その後すぐ、お家騒動がニュースになり、あっ成る程と思いました。
しばらくして、また京都へ行った際に、一澤帆布を覗くと、すじ向かいに、三男の信三郎店がオープンしていて、警備員が出て、入場制限しているほどの人だかりでした。
確かに、あの「一澤帆布製」と書かれた商標は目に付く、いかにもブランド品に感じるが、ビジネス目的の商品と、職人気質の商品と、どちらを好むかは、お客さんのセンスです。今後、どうなるのでしょう?