ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

ドラマー

2004年01月26日 | ゆきちゃんの日記
5組にはK村先生のドラムセットが置いてあります。 

いつも、K村先生がドラムで由紀子の歌の伴奏をしてくれるのです。 

ドラムのリズムに乗ってたくさんの歌を歌っています。 

でも、最近歌うだけではなく
ドラムそのものに興味が湧いてきたようです。 

K村先生は由紀子にとって楽器の定義は
歌が歌えるものなのかもしれないと言われます。 

楽器と認識したから自分でも叩いてみたいと思ったのでしょうか? 
 

今日はお迎えに行った時にドラムを叩きたいと言い出しました。 

先生に許可をもらって恐る恐る叩き始めた由紀子。 

最初は小さな音で一つ一つの太鼓を順番に叩いていきました。 

それでも、足もちゃんと使って…(笑) 

そのうち、だんだん大きな音で叩けるようになって、
最後にはこの笑顔です。 


本当にいい笑顔です。 

身体中で音を楽しんでいるように見えました。 
 
こうやっていろいろな楽器で音楽が楽しめるようになったら、
由紀子の生活はもっと豊かになるだろうと思いました。 
 

さて、昨日由紀子が言っていた
「K村先生の手が痛いの!」の真相がわかりました。 

K村先生は由紀子がパニックを起こして頭をたたき出したときに

自分の掌を手と頭の間に入れて由紀子に叩かせてから

「痛い!」とオーバーに言って

「先生の手が痛いからもう頭叩かないで!」

と言われたそうです。 


その印象が強く残って昨日のセリフになったようです。 

大好きな先生の手を叩いてしまった事を
本当に後悔したのでしょう。


=END=
コメント
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