ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

あなたが好き

2004年07月01日 | ゆきちゃんの日記
今日は授業参観日でした。

道徳の授業を交流学級の3組で一緒に受けさせていただきました。

「あなたが好き」という題で行われた授業で、
4~5人の班に別れて

ひとりの子どもに班のみんなから
「あなたの、○○が好き」という言葉を贈って、
それで詩を作ります。 


あなたが好き
○○なところが好き
○○だから好き



愛してくれるから好き
愛しているから好き


その詩を班ごとに本人を前に座らせて発表をします。 

面と向かって「好き」といわれて
子どもたちはみんな照れていましたが、
その姿がとても新鮮でした。  

ゆきこももちろんみんなに詩を贈り、
そして頂きました。 

その発表の順番が来た時に、
ドキドキしたゆきこは興奮して 


「嫌なんだ!
○○くんが好きなんだは嫌なんだ!
キライなんだ!」 


と、叫んでしまいました。
( ̄_ ̄ i)汗たら~ 
 
いえ!○○くんがキライなのではなく、
「好き」という詩を読むのがキライなんです。(笑) 

先生が慌てて説明をしてくださったのですが、
前に座った○○くんには申し訳ない事をしてしまいました。
ごめんなさい。
<(*_ _*)> 
 

そして、ゆきこがみんなに詩を読んでもらう番が来ました。
 
どんな反応をするだろうと期待した瞬間、
隣の教室から苦手な「ベストフレンド」の曲が聞こえて来て
ゆきこは詩を聞くどころでは無くなってしまいました。 

耳を押さえて我慢するので精一杯のゆきこ。 

せっかくみんなから「好き」という言葉を
たくさん言ってもらったのに
ほとんど反応する事が出来ませんでした。 

 
でも、母はみんなの言葉にとても感動をしました。 

「自分と戦っているから好き」

という言葉があったのです。

 
パニックを起こすゆきこの姿を
みんなはこんな風に理解してくれていたのか・・・・

そう思ったらなんだか胸が熱くなりました。 

 
あらためて、みんなに「ありがとう!」と言いたいと思いました。 


=END=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする