ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

「目」という漢字

2006年11月17日 | ゆきちゃんの日記
今日お迎えに行くと、
先生に教室に来て欲しいといわれました。 

何事だろうと思って教室に行くと、
由紀子が書いた漢字の練習プリントを見せてもらいました。 
 

由紀子はいつ頃からか、
「口」という漢字を
極端に下が小さい台形のように書くようになっていました。 

漢字の一部分に使われている
「口」も全部そうです。 

他にも「目」とか・・・ 
 

昨日、補助に入ってくださった先生が
由紀子にその事を注意していらしたそうです。 


その時は「嫌だ!」と言って
訂正することを拒否していた由紀子。 

ヤッ!!o( ̄ ^  ̄ o) プィッ! 
 

私は字は基本的に読めればOK!と思っているので
あまり気にしていなかったのですが、
気になる先生はやはり気になるのでしょうね・・・。 
 

担任の先生も私と同じ考え方だったのですが、
補助の先生とのやり取りを見て
何とかしようと思われたようです。 
 

ココは魔法使いの呪文の出番です。(笑) 
 

先生は「目」という漢字を書いて見せて、
この漢字は顔にある目の形を縦にして作られた漢字だと
絵を描いて説明をしたそうです。 

そして、次に由紀子が書いた「目」を
顔の目の形にしたら

「つり目の恐い目になるよね?!」

と、また図に描いて説明をしたそうです。 
 

すると、由紀子は
自分で消しゴムを出して、

自分が書いた
「目」と「口」の漢字を
全て四角に書き直したのだそうです。 
 

ご丁寧に、
今までにいろいろなものに書いた文字まで、
全て消して書き直しをしたそうです。

φ(◎◎ヘ)カキカキ 
 

よほどそのつり目が恐かったのか?(笑) 
 

私は由紀子の漢字の形がきれいに整ったことは、
もちろんうれしいと思っています。 


でもそれ以上に、
由紀子が先生の説明を
理解することができた事にとても感激をしました。 
 

先日の日記にも書きましたが、
なにか面倒なことがあるとすぐに
「わからない!」と言って、
考えることすらしない由紀子ですが、

内面ではちゃんと理解する力も
育っているということです。 
 

先生もすごいです! 

先生はやっぱり、
魔法使いなのかもしれません。 


テクマクマヤコン!(。-人-)・・・

-~=~≡~≡ (((*◇*))) 


=END=
 
コメント
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