ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

終りの時間です。

2008年03月14日 | ゆきちゃんの日記
だんだん荒れ方もひどくなってきて、
夜中も目を覚まして泣くようになりました。 

PMSの時期にはどうしても眠りが浅くなるんですよね。 
 

泣く時にはいろんな事を叫ぶのですが、

昨夜の言葉は 
 
「さぁ、終りの時間なんだぁ!」 
 
( ̄- ̄=)あぁ… 

やっぱり感じているんだぁ・・・。 
 

この言葉はディズニーのビデオの中のセリフですが、
由紀子はそんな言葉を上手に使うんです。 
 

由紀子は春が嫌いなんだと思います。 

きっと、春は大切な人と別れの季節だという
イメージがあるんですよ。 

だって、由紀子はそんな経験をいくつもしているから・・・。 
 

特に五島にすんでいる頃の別れは、
港で船を見送ることでした。 

あの船の別れは経験した人しかわからない
寂しさがあります。 
 

五色の紙テープが船の上の人と
桟橋に残った人をつないでいるのですが、 

船が動き出すと、

そのテープが手の中でくるくる回って、 

最後には切れて

海の上を引きずられて行くんです。 

あぁ・・・思い出したら
私も胸が熱くなっちゃいましたよ。(笑) 
 

担任の先生は由紀子にとっては

自分を守ってくれる人。
 
その人との別れが近づいている事を
敏感に感じているんでしょうね。 
 
 

でも、ゆきちゃん!そろそろ気がつけよ!! 

別れるときは辛いけど、
その後にはいつも新しい出会いがあって、
 
いつかその人がまた大切な人になったじゃないか! 
 

由紀子に向かってそうつぶやきながら、
自分自身に言い聞かせいている私です。 
 
 
 
そして、今日で中学部最後の授業が終わりました。 

月曜日は卒業式です。 
 

今日の練習の時も途中でパニックって、
会場の外に出してもらったそうです。 

お迎えの時に先生が 

「当日も泣き出したら外に出しますが、
落着いたら元に戻れますから 
お母さんは気にしないで席にいてください。」 

と、言われました。 
 

気を使っていただいてありがとうございます。 

でも、大丈夫です。 

泣いて外に出ても、
卒業証書の授与の時に頭を叩いても、
それが由紀子の卒業のときの姿として
しっかり見届けようと思います。 

どんな卒業式になるか、
私は楽しみにしています。


=END=
コメント
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