ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

新しい薬

2008年04月04日 | ゆきちゃんの日記
入学式を目前にして、
由紀子は最大級の荒れ方をしています。 

昼間はまだいいとして、
夜中は決まって一時ごろに目を覚まして 
パニックを起こして、
頭を叩いては泣き叫んでいます。 

無視をしていたら、
ついに叫び声を上げ始めて・・・。 

これは、私の気を引こうとか、
そんなことを越えた何かがあるようです。 
 

環境が変わろうといていることを感じていて、
その不安とストレスでかなり参っているようです。 

中学部一年生の頃のパニックを思い起こさせる緊迫感があります。 
 

先日、薬の量を増やしたばかりなのですが、
それも効果がないみたいですね。 

A川先生に薬の相談をしたときに 

「薬の量を増やした後で、
それでも大きなパニックが起きた時は
どうすればいいですか?」 

そんな質問をしました。 


私の不安が的中しちゃいました。 
 

そのときの為にと、
新しい薬を処方していただいて来ていたのですが、 

頓服で大きなパニックの時だけに使う
即効性のある薬ということでした。 
 

今日がそのときなのかも・・・。 

新しい薬を使うときは、
怖いのでドキドキします。 

でも、新学期が始まってから飲ませるよりも
その前に一度試しておいた方がいい! 

そう自分に言い聞かせて飲ませる決心をしました。 
 

小さなパックの中に水薬が入っていて、
それを飲ませるのですが、 

由紀子は初めての形の薬にかなり警戒して飲んでくれません。 

私もドキドキだし・・・ 

悪戦苦闘の末、
私が舐めてみせて苦くないことを証明して、
やっと飲ませることに成功。 

由紀子はしばらくしたら落ち着いて眠ってしまいました。 
 

悪戦苦闘の間に
パニックが治まってしまった感もありますが・・・(笑) 
 
たしかに効果はありました。 

しずかに眠った後は本当にホッとします。 

でも、その後の副作用やアレルギーが心配で私は眠れませんでした。 
 

これまでも薬には何度も助けられました。 

だから、薬を使って楽になるのであれば、
使うことは仕方がないと思っているんです。 

でも、解っていても薬が増えていくたびに
心の中でため息が出ます。 
 

夜中に何度も由紀子の部屋を覗いて、
息をしているか確認をしました。 

そんな必要はないとわかっているんですけどね(笑) 
 

きっと、この薬も使っていくうちに平気になるんです。 

それも、なんだか悲しい気がします。

=END=
コメント
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