ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

フラッシュバック

2008年08月08日 | ゆきちゃんの日記
今日も朝からウォーキング。 

ちょっと曇り気味の空で涼しく歩くことができました。 

家に戻ったら頃にお日様が元気を取り戻して・・・
今日は絶妙なタイミングでした。 

ささやかな幸せ!!(笑) 
 

金曜日はいつもヘルパーさんが家に来て、
由紀子の見守りをしてくれる日。 

今日も3時から5時まで私の自由時間です。 
 

今日のヘルパーさんは
先日のデイサービスに付き添ってくれたAさんでした。 

直前までうたた寝をしていた由紀子ですが、
Aさんが来たら目を開けて 

「○○ちゃんだ!」(Aさんのニックネームです。) 

と言って、再び目を閉じました。 
 

こんなことは今までもよくあった事なので、
後をお願いして私は出かけました。 
 
 
ところが、出かけて30分ほどしたら
Aさんから電話が入りました。 

「ゆきちゃんがパニックを起こしてます。」 
 

私は寝起きで機嫌が悪いのだろうと思ったので、 

「5分ほど様子を見て、
それでも治まらなかったら、また電話をください。」 

と、言って電話を切って、
そのまま用事を済ませて家に戻りました。 
 

家に戻ると、由紀子はまだ少し泣き顔で、
完全には落ち着いてはいませんでした。 
 

「Aさんの時にこんなに荒れるなんてめずらしいですねぇ~。」 

と、声をかけたのですが、
Aさんは少し元気がありませんでした。 
 

話を聞いてみたら、

パニックの最中に先日のデイサービスの時の朝の挨拶とか、 
デイサービスを連想するようなセリフが出ていたというのです。 

あの時のことを思い出して泣いているんだと思ったのだそうです。 
 

パニックの原因はフラッシュバックだったんですね。 
 

Aさんは自分を通して、
あの日のつらい思い出がよみがえるようになったとしたら・・・と、
すごく淋しそうに言われました。 
 

「これから、また家の中で一緒に過ごしてくれる人だと解ればきっと大丈夫ですよ。」 

と、話をしてお別れをしましたが・・・。 

その日の記録用紙には 

「ゆきちゃんとの関係が急に遠くなってしまったような気がしました。」 

と、書いてありました。 
 
あの日の体験は由紀子の中に傷を残しただけではなく、
一緒に付いて行ったヘルパーさんにまで
つらい思い出を残してしまいました。

=END=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする