ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

抗ヒスタミン剤

2019年03月20日 | ゆきちゃんの日記
由紀子はてんかん薬と
抗ヒスタミン系の薬との飲み合わせで
痙攣の発作を起こしたことがあって

それ以来
抗ヒスタミン系の薬は禁忌となってします。

新しく病院にかかる時には
必ずドクターに報告をして
カルテに書いてもらうようにしています。


先日、ある部分に痒みが出て
病院に行ったら
「エピナスチン塩酸塩錠20mg」が処方されました。

嫌な予感がして受付で

「これは抗ヒスタミン系の薬ではないですよね?」

と、確認したら

アレルギーの薬だから大丈夫だと思うけど
薬局で薬剤師さんに相談してみて・・・

と、言われました。
('';)


薬局に処方箋を出して、事情を話したら
薬剤師さんが熱心に調べてくれました。


この薬の情報には
現在、飲んでいる全ての薬について
飲み合わせが悪いとは書いてないけれど
抗ヒスタミン薬であることは確かです。

過去の経緯を考えたら
この薬が脳でどんな作用をするかわかりません。

僕はそんな危険は冒さないほうがいいと思う。
(´・ω・`;)

と、言われました。

それを聞いて、
母も同じ思いだったので

薬はもらって帰るけれど
私の判断で飲ませないことにします。

と、言って帰ってきました。




もう10年以上前に
2年ぶりの発作を起こした時、

たまたま風邪を引いて
鼻水を止める薬を飲んでいた為

原因はその薬だろうという事で

ドクターに
抗ヒスタミン系の薬は禁忌だと言われました。


その時に初めて
テグレトールと抗ヒスタミン剤の
飲み合わせが発作を誘発することを知りました。


我が家が転勤族だったせいで
転院のくりかえして
そのドクターとは連絡がつかなくなりました。


なぜ禁忌なのか
他のドクターにどう説明すればいいのか

あの時、もっと詳しく話を聞いておけばよかった・・・。

\(_ _。)ハンセイ


あれ以来、どんなに鼻水が多くて出ても
由紀子にはずっと我慢をさせてきました。

薬が飲めたら・・・
楽になるのかもしれないのに・・・

いつもそう思います。


その10年の間に
新しい抗ヒスタミン剤も出来ました。

以前、皮膚科で「クラリチン」という
第2世代抗ヒスタミン薬を処方してもらいましたが

普通の人は眠くなりにくい薬なのですが
由紀子は強い眠気がありました。

脳関門を通過しにくい薬らしいのですが
由紀子は通過してしまうみたいです。


あのときの日記には
前向きに書きましたが
結局、途中で止めてしまいました。


試すべきだったのかもしれませんが
もう10年以上起きていない
発作を誘発してしまったら・・・と考えたら
とても怖くて出来ませんでした。



昔、自分が与えた薬のせいで
大発作を起こさせてしまったことが
母のトラウマになってしまっています。


抗ヒスタミン剤

母にとって、一番怖い薬なのかもしれません。


=END=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする