アルツハイマーで記憶が
曖昧になってきたじーじ
先日は若いころの記憶が蘇ってきて
幸せそうだった話を書きました。
そんなじーじが
もう三か月ぐらい探しているものがあります。
「ベットの先の方に・・・
ここにあった何かが・・・ない!」
σ(o´・Å・`o)??
なにに使うものなのかも
色も形も全然分からないけれど
何かが無いのだそうです。
それが不安で仕方がないようです。
アパートに住んでいる頃に言い出して
訪問看護のスタッフや
ヘルパーさんなどを巻き込んで
いろいろ探しましたが
分からないまま・・・
じーじは一過性意識喪失発作を起こして
入院して
そのまま今の施設に入りました。
また物を動かしたら
「無い!」と探すかもしれないからと
アパートのベットの周りを写真に撮って
施設の部屋に
そのまま移動しました。
それは、それで成功したと思うのですが・・・
「ベットの先の方に・・・
何かが・・・ない!」
σ(o´・Å・`o)??
の問題は現在も続いています。(笑)
私の顔を見るたびに
いつも困ったように訴えてきます。
多分、もう見つからないと思っているのですが
それでも、じーじには
毎回
「困ったねぇ~?!
何がないんだろう?
どこに行ってしまったんだろうね?!
私も探してみるから!!」
と、答えるようにしています。
すると、とりあえずは
納得してくれるんです。(笑)
でも、ばーばは真面目な人なので
なんとかしてあげたいと
強く思うあまり
何色の物?
どんな形?
なにに使うの?
何かヒントが無ければ
見つけられないやろ?
と質問攻めにしてしまって・・・
じーじは混乱して苛立って
興奮して
ばーばを怒鳴ってしまいます。
じーじを助けようと
一生懸命なだけなのに・・・
かわいそうなばーばです。
「私にはtomiちゃんのように
上手くお父さんの相手ができない!」
と、言って落ち込むばーば!(笑)
。・゚・(。つД≦)ヽ( ̄ω ̄=) ヨシヨシ
不安になって混乱している人には
まずは共感してあげることが
なによりも救いになる!!
これは、由紀子を育てる中で
学んだことです。
そして・・・
周りのことがよく理解できなくて
いつも不安を抱えている
今のじーじと由紀子の世界は
なんとなく共通していることが多いから
スケジュールなど
分かりやすく紙に書いて提示したり
何かを伝える時には
端的に短い言葉で伝えたり
私がやっていることは
由紀子に対することと同じなのです。
もし、私がじーじの扱いが
上手いとしたら・・・
それは、由紀子のおかげだし
私には
由紀子を育てた
27年のキャリアがある!!(笑)
<( ̄^ ̄)>エヘン!
でも・・・・
我が家には
私以上にじーじを理解している
人がいます。
じーじが探し物をしている話を
まーまーにした時
黙って聞いた後
ボソッと言いました。
「じーじが探しているものは・・・
それは記憶だよ!!」
w(°o°)w おおっ!!
確かに!!(笑)
記憶が見つかれば
じーじの不安は
全てが解決するよね・・・・
名言です。(笑)
でも、今じーじが探しているのは
どんな記憶なのだろうか?
=END=