ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

イラつく理由

2020年12月27日 | 両親の介護
最近、ばーばと一緒にいると
ざわざわした気分になって
ついつい言葉がきつくなってしまいます。

そのせいで
「またtomiちゃんに、叱られた!」
と、よく言われるようになりました。

叱っているつもりはないのですが・・・
ヽ(´ω-`;)ハァ━ァァ..


そして、先日
私がイラつく理由が
やっとわかりました。

それは・・・
ばーばのじーじへの接し方が
数年前の自分にそっくりだからです。


以前の私は・・・

由紀子が何かに困っている事はないかと
四六時中、気にして目を配り

転ばぬ先の杖を持たせ

由紀子の事は
私が一番理解していると思い込み

自分を犠牲にして
由紀子に尽くすことが
母の愛情だと信じていました。
(;^_^A アセアセ


それが信念ならば
何も文句を言わず
全てを由紀子に捧げればいいものを
つらい!つらい!と弱音を吐き

何かにつけ由紀子は
あれができない!これができない!と嘆く


今、振り返れば

由紀子に
母に頼ることばかりを学習させ
自立と成長を邪魔している
ドラえもんのような母でした。(笑)


「母子密着」

小学校の低学年の頃から
精神科の主治医に
この関係を見抜かれて

それ以来
「母子分離」という言葉が
私の長年の課題になりました。


今でも完全に分離できたわけでは
ありませんが

支援してくれる人たちの所に行ったら
母の役目は終わりと
割り切ることができるようになりました。


デイサービスに行って
急に寒くなったとしても
きっと職員さんがなんとかしてくれるはず!
何かあれば連絡が来るだろう?!
  (d ̄▽ ̄)大丈夫!!
と、思えるようになりました。


そして、以前は
由紀子が不安定になるのが怖くて
苦手な活動があると知れば
「無理です!」
と、ストップをかけていた私が

今は
「やってみて、ダメだったら
止めてください。」
と、言えるようになりました。

当たり前の事なんですけどね?!(笑)

でも、私が心を離してから
由紀子は少しずつ
自分の意思を
伝えることができるようになったし

自分でやろうとする力もついて
大人になったと思います。


ここまで来るのに
何年もの時間とかなりの努力と
覚悟がいりました。


そんなあの頃の
私がやっていたことを
今、ばーばがやっているんです。



じーじの世話をするのは
体がきついと愚痴りながら

介護を職員さんに任せることができなくて
横から手と口を出し


得意なセリフが
「私がやっておきますから!」


その挙句に
職員さんがやってくれない!
と文句を言う
ヽ(´ω-`;)ハァ━ァァ..


私はばーばの血を引いているんだと
実感しました。(笑)



いろいろ話をして
じーじの事は職員さんに任せて
少し距離をとるように話しても

「お父さんがかわいそう!」
と、言って
いつの間にか話をそらされてしまいます。


私はそのことに苛立ってしまうのです。


もしかしたら昔の私も
母子分離をするように言われたときに
同じような態度だったのかもしれません。
(;^_^A アセアセ

その頃の自分が
目の前にいるような気がして
どうしても苛立ってしまうんでしょうね?!


最近、ばーばも少し
認知に問題が出てきているような気がします。

いまさら、変化を求めるのは
無理なことかもしれませんが

二人とも89歳

もう、お互いに介護するのは
無理な年齢になりました。

他人に任せることの大切さを
知って欲しいと思います。


=END=
コメント
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