ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

校外学習

2004年07月02日 | ゆきちゃんの日記
今日は校外学習で「科学館」と
茂木という所へ地層を見に行きました。 

学校から科学館は小高い山を越えたところにあります。 

母も一度だけ越えた事がありますが、
かなりきつい道のりです。 

でも、その道は通学路になっているので
山の向こうに住む子どもたちは毎日上り下りをしているわけで・・・。

さすが坂の街「長崎」です。
 
そこに初挑戦のゆきちゃん。 

出発の時に先頭を歩いていたのに、
5分でビリになってしまったそうです。(笑) 

それでも、がんばって最後まで歩いたから♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ エライッ!! 
 

母が科学館で不安だったのはプラネタリュウムです。 

暗いところが嫌いなゆきこが最後まで我慢ができるだろうか・・・。 

でも、だいじょうぶ!! 

ゆきこは星空に感激し、
流れ星を喜んでいたそうです。 
 

科学館が終ったら海へ地層を見に出発です。
 
バスで40分ほどの茂木へいきました。
 
みんなの目的は地層を見る事ですが、
ゆきこは完全に海での水遊びです。 

M田先生に付き添ってもらって水遊びを楽しんできました。 

母は用心の為に着替え一式を持たせたのですが、
さすがに6年生です。 

先生の指示を守ってヒザまでしか水には浸からなかったそうです。 
 
とても暑い一日でしたが、
ゆきこはとても楽しい一日だったようです。


=END=
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あなたが好き

2004年07月01日 | ゆきちゃんの日記
今日は授業参観日でした。

道徳の授業を交流学級の3組で一緒に受けさせていただきました。

「あなたが好き」という題で行われた授業で、
4~5人の班に別れて

ひとりの子どもに班のみんなから
「あなたの、○○が好き」という言葉を贈って、
それで詩を作ります。 


あなたが好き
○○なところが好き
○○だから好き



愛してくれるから好き
愛しているから好き


その詩を班ごとに本人を前に座らせて発表をします。 

面と向かって「好き」といわれて
子どもたちはみんな照れていましたが、
その姿がとても新鮮でした。  

ゆきこももちろんみんなに詩を贈り、
そして頂きました。 

その発表の順番が来た時に、
ドキドキしたゆきこは興奮して 


「嫌なんだ!
○○くんが好きなんだは嫌なんだ!
キライなんだ!」 


と、叫んでしまいました。
( ̄_ ̄ i)汗たら~ 
 
いえ!○○くんがキライなのではなく、
「好き」という詩を読むのがキライなんです。(笑) 

先生が慌てて説明をしてくださったのですが、
前に座った○○くんには申し訳ない事をしてしまいました。
ごめんなさい。
<(*_ _*)> 
 

そして、ゆきこがみんなに詩を読んでもらう番が来ました。
 
どんな反応をするだろうと期待した瞬間、
隣の教室から苦手な「ベストフレンド」の曲が聞こえて来て
ゆきこは詩を聞くどころでは無くなってしまいました。 

耳を押さえて我慢するので精一杯のゆきこ。 

せっかくみんなから「好き」という言葉を
たくさん言ってもらったのに
ほとんど反応する事が出来ませんでした。 

 
でも、母はみんなの言葉にとても感動をしました。 

「自分と戦っているから好き」

という言葉があったのです。

 
パニックを起こすゆきこの姿を
みんなはこんな風に理解してくれていたのか・・・・

そう思ったらなんだか胸が熱くなりました。 

 
あらためて、みんなに「ありがとう!」と言いたいと思いました。 


=END=
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