真の動物福祉牧場を目指して

一杯のおいしい紅茶

 このタイトルはジョージ・オーウェルが日々の暮らしについて論じた名著から取り、「一杯のおいしい紅茶」は短編なので BookLive などでタダで読めます。

 ここでは、本当においしい紅茶を飲むと「頭がよくなったとか、元気が出た、人生が明るくなったといった気分になる」と綴られています。
 それには11項目ものコダワリが必要とされ、一番のコダワリは思いっきり濃く煮出して決して砂糖は入れず、紅茶ならではの渋味とミルクとのハーモニーを堪能すべしとしています。

 ここで話を「大草原での国際会議」に飛ばしますと、そこではパールがコダワッて淹れた紅茶を振る舞うとします。

草原の恵みおよび伝統的な放牧による持続的な利用|環境儀 No.83|国立環境研究所

国立環境研究所の研究情報誌「環境儀」83号から、草原の恵みおよび伝統的な放牧による持続的な利用に関するコラムを紹介します。

国立環境研究所

 そこに入れるミルクは上のコラムの写真の様に、彼女がヤギから手で絞ったモノとし、紅茶はインドのシッキム産で、この元王国はブータンと同じく完全有機農業をEM(有効微生物群)の活用によって達成しました。

 このコラムでは、人類の1/3は草原の恵みによって生きているともしており、これはちょっと大げさな気もしますが、「パールのキャラバン」ではそんな暮らしを持続可能にする革新的な取り組みも描きたいと思っています。

 今回は「国際会議シリーズ」の締めとして、みんなで「一杯のおいしい紅茶」を飲むコトでハーモニーが生まれ、人生が明るくなったような気分になります。

 
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