真の動物福祉牧場を目指して

長征による解放 Ⅱ

 最近は肉食大国フランスでも畜産業に逆風が吹いていますが、日本の畜産業はより深刻な危機に直面している様です。

北報道・十勝 無くなりますよ日本の食料供給基地 逆風の酪農家語る:朝日新聞デジタル

 北海道の基幹産業の一つである酪農。近年、コロナ禍による需要低下、円安やウクライナ戦争などによる飼料高騰など、次々と困難に襲われている。十勝地方のメガファーム経...

朝日新聞デジタル

 中国の状況はあまり伝わって来ませんが、おそらく同様な経営危機に瀕していると思われ、それに対して「長征」は救いの女神になると描きます。

 2060年の今頃の季節に、100万人超の人々が北京から西へ向かって歩いて行進中の「長征」では、資金はまったく問題ないとしたので、行く先々の畜産業者から牛や豚や鶏を割高でみんな買い取るとします。

 これは「勝利の女神ドゥルーガ(徳流河)」にとってはポケットマネーで賄える額で、1年前にマカオのカジノで「天衣無縫」などをアガッて得た20数億円は既に革命資金に費やしましたが、今やルーガは名実共に世界一のロック-スターなので「gravy train(あぶく銭列車)」に乗っています。
 そのタメ家畜を全て買い取る位のお金は「富の女神ラクシュミー(楽須弥)」に頼らずとも良く、「プロデューサーの思惑」は気にせず自由に行えました。
 
 ルーガの威光はネット-ニュース等で知れ渡っており、畜産業者は大昔の「長征」の時みたいに軍隊に全てを略奪されるのではないかと恐れましたが、相場の倍程も気前良く払ってくれた女神に感謝し、今後更に資金援助して経営改善を後押しするという申し出にも喜んで応じました。

 今回は長征の様相を描くとしたので経営改善については次回に譲りますが、これには相当な資金が要るので「プロデューサー」に頼るコトになります。
 ここでは買い取った動物達の扱いについて物語りますが、それはまず100万人もの「闇っ子女子」等によってキレイに洗われるとします。

 これは冬場で泊まる場所の確保が無理な「長征」では、夜中はみんなで身を寄せ合って暖を取るしかなく、そこに牛や豚が居れば随分と温まるれるからです。
 だいたい10人に一匹の割合で動物が当てがわれ、彼等は「長征」を共に行く仲間として大事に世話されます。

 鶏も連れて行って卵を食糧にしますが、彼等は気ままにどっかへ飛んで行ってしまうコトも多々あり、それはまあ現地の人々への贈り物というコトにします。
 こうして近未来の「長征」は大きな経済効果を道々でもたらし、その「あぶく銭列車」にタダ乗りしたいと思う人々で膨れ上がって行きます。
 

 
 

 

 
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