今回は14人の「60s」を代表するアーティストから14曲を挙げますので、物語性は抜きにしてサクサクと語って行きます。
1. Where have all the flowers gone
まずは太平洋戦争にフォークシンガーとして従軍した経験を持つピート-シーガーの、とても有名なベトナム反戦歌を挙げます。
この歌は彼のトリビュート-アルバムのタイトルソングにも成っており、そこでの壮大なアレンジは見事です。
2. Mama Tried
これも一種の反戦歌ですが、ジョーン-バエズが社会からドロップアウトした若者を軽快に歌っています。
徴兵逃れで刑務所に入れられても、ベトナムで人殺しをするよりはずっとマシだと。
3. He was my brother
’64年にリリースされた記念碑的なサイモン&ガーファンクルのデビューアルバムから。
正義のタメに命を散らせた兄を謳っています。
4. Guess you had to be there
ジャニス-イアンが華麗にヒッピー-ムーブメントを謳っています。
これほど明るい歌は滅多にないかと思えます。
5. Tomorrow never knows
ビートルズ中期のサイケデリック-シーズンの幕開けを告げる名曲。
因みにわたしは大学のギターサークルで、ミスチルの同タイトルの曲を舞台で合奏した思い出があります。
6. Kozmic blues
’70年に27歳で亡くなったジャニス-ジョプリンの名曲。
彼女はサイケデリックに命を捧げた女性でした。
7. May this be love
同じく’70に27歳で亡くなったジミ-ヘンドリクスの名曲。
彼は熱い歌ばかりでなく、こうしたチル(さます)な歌も見事です。
8. Revolution
女性ロッカーの元祖、クリッシー-ハインド率いるプリテンダーズの名曲。
彼女はシェリル-クローの憧れのマトで、今でも活躍されています。
9. My back pages
ボブ-ディランのノスタルジックな名曲。 この歌は真心ブラザーズが日本語訳でカバーし、60年代の学生運動の映画のタイトルにも成っています。
10. Young Gifted and Black
古くから歌われる黒人霊歌を、アレサ-フランクリンがアルバム-タイトルとして謳ってヒットさせた名曲。
因みに物語でこれをカバーする徳流河(ドゥルーガ)も、黒ハイ子(ヘイハイズ)と呼ばれる無戸籍者です。
11. I can’t explain
’65年パンクロックの幕開けを告げる、ザ-フーの名曲。
この歌は以前にアルバム「T free anniversary (大麻解禁記念)」でオープニングを飾りました。
12. Eventually
’58年に16歳でデビューしてから現在まで歌い続けている、女性シンガーソングライターの元祖キャロル-キングの名曲。
「Eventually」は「いつか」とか「最終的に」といった意味で、世界平和を謳っております。
13. Rocky Mountain Suite
High よりも Suite(麓)の方がシブい、ジョン-デンバーの名曲。
彼はアメリカでは、カレン-カーペンターと並ぶ程の人気を保っています。
14. Sing
誰もが知っているカーペンターズの名曲。 因みにわたしはシャングリラ地方を旅した時に、現地人から「唄って」とせがまれてこの歌を唄いました。
スピーカーが無かったので一緒には唄えませんでしたが、みんなで唄える善い歌です。
さて、「60s Light」は以上としますが、最後に少し物語に入らせて貰います。
これを2060年にリリースした「Light Revival Party (光復党)」は、「大陸光復」をスローガンに掲げているので「極右」からの支持を得ていましたが、この3rdアルバムによって「極左(コスモポリタン)」からの支持も集められ、台湾で最も勢いのあるパーティーへと躍進します。