アリの労働改造所を解放したSFFについては、これまで何度も紹介して来たので今回はウィキペディアを載せるに留めます。
この2062年には創立100年となる秘密軍事組織は、アメリカCIAの傘下として創られたので、最新鋭の装備と軍事技術を備えています。
その成員の約9割はチベット難民ですが、インドのヒマラヤ地方に本拠地を構えているので、インド人から選抜された勇士達も加わっています。
このSFFのリーダーであるコードネーム「ソルト(地の塩)」ことターシャは、チベット潜入50年になる超ベテランで、作戦の立案と指揮は彼女が行います。
そのタメにSFFはTIPに最新兵器を提供し、そこにはドローン兵器から衛星兵器「神の杖」までが含まれます。
「神の杖」は非常に破壊力が強いので、アリとホータンの中間に在る軍の基地などは、一撃で壊滅させる威力があります。
しかしターシャは敬虔な仏教徒なので殺生は控え、軍基地の側に大きなクレーターを開けて警告し、死にたくなかったら投降せよと迫ります。
党の軍隊は人民を敵に回して士気が低下していたのでアッサリ降伏し、アリとホータンを結ぶ辺境地区は革命軍の手に落ちます。
こうして党の軍隊は、東の満洲と西の辺境での同時蜂起に対処しなければならなくなり、北京の学生運動から発展した「女性革命」は、中国全土を揺るがす本格的な内戦へと突入して行きます。