ここで以前に「惨」のシナリオで描こうとした、台湾による「三挟ダム破壊工作」について補完しておきます。
これは結局、「Sun」の物語では「惨」は描かずに「斬」とするコトにしたので、「台湾議会での格闘」シリーズで匂わせた国民党による秘密作戦は、光復党の反対によって食い止められるとします。
三挟ダムに対する破壊工作を国民党が実際に練っていたというのは、共産党のプロパガンダかも知れませんが現実味のある話です。
これをもし実行したならばおよそ4億人が被災し、中国経済は破綻するだろうと言われています。
近未来の物語で中国革命を達成させるのには、これは近道ですがやはり禁じ手とすべきでしょう。
そこで「台湾議会での格闘」では光復党によって国民党の謀略がスッパ抜かれて、それを実力で阻止するとします。
台湾議会での実力とは、しばしば格闘の実力になるコトがあり、言葉では埒が明かないシビアな問題は、腕力によって決着が図られます。
これは「イグノーベル賞」を受けた伝統であり、議員達は格闘技の実力によって議席を得る向きもあります。
しかし国民党がいくら多くの武闘派議員を抱えようとも、光復党党首ラクシュミーの夫として入閣したSFF(スペシャル-フロンティア-フォース)隊員のビジェイを倒せる者はおらず、「台湾議会での格闘」は稀に観る高度なファイティングの末に国民党議員がみんな降伏して幕を閉じます。
これによってビジェイは「中国を救った英雄」として崇められ、光復党(ライト-リバイバル-パーティー)の人気も中国全土でうなぎ登りに高まります。