ホーリー祭のボンファイアーは善が悪に勝利する象徴とされ、昨晩は小さなボミタ村でも3ヶ所でボンファイアーが焚かれて、家々から悪を祓い繁栄をもたらすよう祈祷が成されました。
パプンさんの家の屋上ではゴーラル君とアシュ君の友達が集まってダンスパーティーとなり、彼等はバングラッシーを飲みながら大音量の音楽で元気に踊っていました。
わたしも少し参加しましたが、インド人の若者達の踊りに対する情熱は大したモノで、ハートフルでクールな踊りを学ばせて貰いました。
この日は夜の盛り上がりに備えて日中はダラダラと過ごし、もっぱらゴーラル君とカードをやったりお母さんとルドーをして過ごしました。
ゴーラル君とは9枚ポーカーをやり、これはちゃんとコールやレイズを伴うポーカーとしてやったので盛り上がり、わたしの1000ルピー勝ちとなりました。
しかしルドーではお母さんに連敗をきっして、息子の分を彼女が持ち更に1000ルピー取られる結果とり、これはまあちょうど良い宿泊料かなと思います。
他には壊れたママになっていた祖父の形見の自転車を修理しに行け、ちゃんと乗れる様になったのも良かったです。
修理の間、たまたま隣に在った床屋さんで上半身のマッサージを受けましたが、そこで使っていた「快速連打機」は実に素晴らしかったので是非とも入手したいと思いす。
またボンファイアーに話を戻しますと、インド中でこれが焚かれたのでかなりの炭素消費量になったかと思いますが、それは木なので割と直ぐに再生して取り戻せます。
しかし車やバイクが燃やしている石油は数千万年も掛かって出来たモノなので、再生可能エネルギーではありません。
これをインドは他のどの国よりも多く燃やそうとしており、他の先進国がそうして発展して来たのだから、インドにも炭素消費をする権利が有るとしています。
こう唱えているのはインドの農村地帯で支持を集めているBJP(インド人民党)で、ゴーラル君が仕切っている畑の小作人のバラックにもBJPの旗がありました。
この党は選挙キャンペーンでのバラマキによって政権与党の座をキープしていると言われ、この畑にもBJPマンが来てなにやら支援と支持の交換らしい話をしていましたが、彼とはいつかカード勝負をしようという話にもなりました。
わたしはカードに付いては麻雀ほど熟達していませんが、中国では「闘地主」でかなりカモられた経験があり、その中国人が用いていたストラテジー(戦略)を学んだので、それならばBJPマンをカモれる自信があります。
これは前にも話しましたが、闘地主は「1人の地主 vs 2人の小作」の形式で行われますが、片方の小作が裏切って地主側に付き、もう一人の小作を共同で搾取する戦略があります。
これには裏切りを悟らせないテクニックが要り、カモっている小作と共に自分も大いに悔しがる必要があります。
そんな連携プレーをゴーラル君やアシュ君と練習し、政府からのお金で悠々と暮しているメイヤー(前にカードやった)やBJPマンをカモってやろうと話しています。