前回「元素共鳴」という用語を使いましたが、これは日本語で検索するとゲーム用語にされてしまうので、「分子共鳴」という一般的な用語で検索してみます。
このトップに出て来るページを読む限り、やはり「元素共鳴」の方が相応しい気がしますが、酸素と炭素が共鳴して結合したコトで、様々な重元素が産まれたとしています。
問題は、こうした共鳴が生体内でも起こるとする「生体内元素転換」で、これを支持する Dr. Teru Higa が取り仕切る「EM研究機構」では、社員はみんなこれを支持するコトが求められました。
しかし、これについてのアカデミックな議論はかなり不利な感じで、実用性から考えてもあくまで趣味のレベルと言え、福島の放射能汚染の現場で働いていた者としては、もっと現実的な放射性元素への対策に力を注いで欲しかったです。
それはともかく、「共鳴について」より深く語りますと、これはまた「電子ちゃん」が取り仕切っているようで、他の「分子共鳴」についてのページでは学校の教科書みたいな感じで、元素が分子を創る過程が述べられています。
しかしこの電子による分子共鳴は、実質的にこの世界の全てを創り上げていると言えるので、もっと哲学的な解釈も必用かと思います。
それについて次回、仏教哲学的な「風」の概念から語ってみたいと思います。