今回は、次世代へバトンを経(つな)いだアーティストを紹介します。
あと、前回は男女比が5:2に偏ったので、今回はその反対とします。
先頭バッターは河島英五とし、「野風僧」を挙げます。 これは息子の二十歳の門出を祝う「晴れの歌」で、晴れ晴れとした気持ちにしてくれます。
英五は若い頃に世界を放浪し、無理な生活が祟ったのか48歳で逝きましたが、多くの音楽仲間を作り彼の名の音楽賞も生みました。 河島英五音楽賞 公式WEBサイト
「晴れの歌」と言えばやはりドリカムの「晴れたらいいね」でしょう。
この曲は朝ドラのテーマソングになり、ドラマは忘れましたが毎朝この歌を聴いた思い出は残っております。 ドリカムの音楽も多くの賞を受け、文学賞も生み出しました。 音楽小説大賞創設、第1回テーマはドリカム
日本の女性シンガーソングライターの草分け的存在である、五輪真弓の「空」も「晴れの歌」です。 ここでは心が晴れ渡る空を謳っており、チベット高原の空も元々はそんな青空でした。
しかし今は外国人が自由に入れもしない状況で、チベットの人達の心は晴れないのではと心配します。
女性シンガーソングライターの草分けと言えばやはりキャロル-キングで、彼女が'58年のデビュー当初に歌った「ロコモーション」や「Queen of the Beach」も「晴れの歌」ですが、「太陽の歌」でもある「Sunbird」が物語には相応しいと思います。
ここでは「ありのままで良い」と謳われており、心の迷いが晴れる歌です。 因みに「太陽鳥」はアフリカに居る、花の蜜で生きる美しい恐竜の末裔です。 タイヨウチョウ科 - Wikipedia
キャロルの次にはカーペンターズが挙げられ、カレンは32歳で亡くなりましたが世代を超える歌を遺しました。
「晴れの歌」としては「Sing」や「Top of the World」が挙げられますが、物語では留恋(リュウリェン)について美しく謳った「Goodbye to Love」をフィーチャーしたいと思います。
それは、古代の人達もきっと同じ思いを抱いたと思うからで、ご先祖様の恋愛から私達は生まれたと言えます。
もう一人、次世代にバトンを渡した女性アーティストとして、サラ-マクラクランを挙げたいと思います。 彼女も迷いが晴れる歌を多く作っていて、「Answer」がその代表曲と言えます。
この歌を映画で流せたらとてもカッコイイと思うのですが、それに見合うだけの壮大なドラマはまだ創られておらず、セイに歌わせたいと思っております。
ラストナンバーはデイビッド-ボウイの「Space Oddity (宇宙の奇人)」とします。 これは人類が初めて宇宙へ飛び立つ「晴れの舞台」を謳ったモノで、地球の大気が青く輝いているコトも謳っております。
しかし飛行士のトム少佐は二階級特進する運命で、彼は永遠に宇宙をさ迷うコトとなります... 冒険には危険がつきモノで、こうした「宇宙の奇人」は実際に何人か居りますが、彼等の勇気は「晴れの歌」を生み出して私達にバトンを託しました。