精霊はどのプリミティブ(原始的)な宗教にも登場し、西洋のそれが日本ではメジャーですが、それはファンタジーに過ぎないのでここでは人間大の精霊「マッドマン」を紹介します。
ここではあまり、精霊が人間に憑依すると云ったコトには触れていませんが、パプアニューギニア紀行として優れているので載せました。
より精霊憑依にフォーカスしている、アカデミックな記事も載せさせて貰います。
ここでは人の「ふるまい」が探求されており、「舞」は本来神様に対して行うモノで、「振る」は何かのフリをするコトだとしています。
つまり人の振る舞いは元々、神様の前で何かのフリをするコトで、そうしたプリミティブな生き方を今でも保っている人類が存在するコトに意義を見い出だそうとしています。
私の書こうとしてる「Sayの物語」も約一万年前の人類を描くので、こうしたプリミティブな感覚は大切にしたいと思います。
しかしそれだけでは月並みな物語になるので、私の専門である微生物の世界も取り入れようと思っています。
微生物は精霊の様に目には見えず、それでいて毎回の呼吸で何千匹も吸い込んでいる身近な存在です。
それは時に悪霊となって病気を引き起こしたりもしますが、大半は善玉で私達にポジティブな作用を及ぼしてくれます。
その最たる恩恵は栄養を吸収するコトで、植物も動物も微生物の橋渡しが無けれは栄養を吸収できず生きられません。
逆に土や腸の微生物を善い方向に導ければ、超微量ミネラルなどの吸収率も高まり動植物は元気になります。
こうしたポジティブ面を追及したのがEM(有効微生物群)で、私はその会社(EM研究機構)で働いていたコトがあり、今でも非営利の普及団体「NPO地球環境共生ネットワーク」の会員です。
そうした背景から、私の物語はEMの宣伝に聞こえると云った批判もありましたが、広く微生物産業に対しての批判精神は示しておりますので、この産業で日本が世界のトップを走っている現状をどうか応援して欲しく思います。
物語に話を戻しますと、歴代のトゥルク(転生女神)はみんなこの目に見えない精霊を操る技に長けています。
これは日本の巫女さんが「口噛み酒」を作るのと似ており、一部の女性には有効微生物群を活発化させる力が備わっていると思われます。
それはある種の「育成光線」に依るのか、あるいは共生している精霊達が特別なのか、おそらくこの2つは相互に関連していると思われます。