タハとカレンはパレスチナ人とイスラエル人のカップルで、憎しみ合いの連鎖から人々をエクソダス(解脱)させる仕事に生涯を捧げました。
これについては、中国の革命がメインテーマの物語からは逸れるのでサラッと済ませましたが、現在もこの「憎しみの連鎖」は増大し続けているので、もう一度語る必要があるでしょう。
まずはザッとこの民族対立の経緯を振り返りましたが、ここでは「残念ながら展望はみられません」と締めくくられています。
恐らくは近未来の物語で、このパレスチナ問題に明るい展望を描ける人はまず居ないかと思いますが、わたしは悲観的な未来は描きたくないので、些か無理があってもそれを描かせて貰います。
それはタハとカレンの愛の物語で、こうしたカップルは実際に数多く存在しております。
しかしこの愛を阻む障壁は想像以上に高い様で、名作映画「EXODUS (栄光への脱出)」でもタハとカレンは悲しい破局を迎えてしまいます。
しかし「Sunの物語」では、タハとカレンは死後までもしっかりと結ばれ、その愛は「銀河鉄道」の中でもひと際輝くとします。
この「Twe of the Exodus」は惑星「萌」でも特別な歓待を受け、「是非ともこの星に転生して欲しい」と頼まれます…
しかしわたしは別に、シェイクスピアの様な「特別な愛」を描くつもりはなく、「普通の愛」こそが１番の説得力を持つと思います。
そもそも愛に特別も普通もなく、どのカップルもオンリーワンの歴史を刻むと思えます。
それは人類の祝福の歴史で、数多くの物語がそれを描いているので、わたしにもきっと描けるハズです。
差し当たっては「朝ドラ」なんかをずっと観てますので、鈴子と愛助の愛をこれからも応援し、祝福したいと思います。
